captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

るろうに剣心 京都大火編

佐藤健主演、日本の映画である。

 

新撰組三番隊隊長で警官の斎藤一は、大勢の警官を連れて、廃坑道へ踏み込んだ。

 

そこで警官が、次々に殺されていく。

 

火が放たれた廃坑内に、追っていた志々雄真実がいた。

 

志々雄の命令で、吊るされた警官たちが、次々に火の海に落とされた。

 

炎に阻まれて、斎藤は志々雄を取り逃した。

 

明治維新において「人斬り抜刀斎」と恐れられた緋村剣心は、神谷道場に住み込み、平穏な日々を過ごしていた。

 

明治政府内務卿の大久保利通は、剣心に志々雄逮捕の協力を申し出た。

 

志々雄は、鳥羽・伏見の戦いで味方に裏切られて、全身を焼かれた。

 

奇跡的に生きていた彼は、京都に身をひそめて、明治政府に対する復讐を目論んでいたのだった。

 

大久保が、志々雄の手下に暗殺された。

 

剣心は、京都に行く決心をした。

 

 

この作品は、劇場版第二作である。

 

スピーディーなアクションが、いい。

 

 

 

 

3時10分、決断のとき

ラッセル・クロウクリスチャン・ベール主演、アメリカの西部劇である。

 

南北戦争が終わって間もない頃のアリゾナ準州

 

北軍に参戦したダン・エヴァンスは、片足を負傷し、牧場を経営していた。

 

彼には妻アリスとの間に、息子ウィリアムとマークがいる。

 

幼いマークは、結核を患って以来、体が弱い。

 

ある日、借金を返さなかたため、牧場の納屋に放火されてしまった。

 

ベン・ウエイドが率いる強盗団が、駅馬車を襲った。

 

牛を追っていたダンたちは、それを目撃した。

 

仕事を終えたウエイドが、ダンたちを見つけて近づいてきた。

 

ウエイドは、彼らを傷つけることなく、ただ、馬を奪った。

 

通報させないためだ。

 

そして、ピスビーの街へ行った。

 

そこには、ウエイドの馴染みの女がいた。

 

ダンたちが現場に近づくと、ピンカートン探偵社の賞金稼ぎが生きていた。

 

ダンたちが彼を助けていると、ビスビーから保安官たちがやってきた。

 

ダンは、彼らとともに街に行った。

 

そこのバーで、ウエイドと再会した。

 

ダンがうまく注意を引いたことで、ウエイドはあっさり捕まった。

 

ウエイドを翌日3時10分発ユマ行きの列車に乗せるため、駅まで護送しなければならない。

 

200ドルの提示に、ダンは乗った。

 

 

この作品は、「決断の3時10分」のリメイクである。

 

ウエイド役のラッセル・クロウが、とてもかっこいい。

 

 

 

 

 

 

 

コール

シャーリーズ・セロン主演、アメリカの映画である。

 

オレゴン州ポートランド

 

ウィル・ジェニングスは、将来有望な医師だ。

 

彼は、元看護師の妻カレンと、6歳になる娘アビーの3人で幸せに暮らしていた。

 

ジョー・ヒッキーと妻のジェリル、従弟のマーヴィン・プールは、誘拐ビジネスに手を染めていた。

 

次のターゲットは、ジェニングス一家だ。

 

ウィルがシアトルに出張した日、アビーが誘拐された。

 

誘拐してきたアビーを監禁し、マーヴィンが見張った。

 

その間にジョーがカレンを訪れ、仲間がアビーを誘拐したと告げ、カレンを拉致した。

 

シェリルはウィルをホテルの部屋に閉じ込めて、身代金を要求した。

 

ジョーとシェリルは、ウィルに恨みを抱いていた。

 

二人には、ケイティーという娘がいて、腫瘍が見つかったため手術を受けた。

 

執刀したのが、ウィルだった。

 

ケイティーは手術中に出血し、それが止まらずに亡くなった。

 

二人は、ケイティーはウィルに殺されたのだと信じていた。

 

アビーを見張っているマーヴィンは、彼女にケイティーを重ねていた。

 

そのとき、アビーに喘息の発作が起きて苦しみ出した。

 

 

ジョー役のケヴィン・ベーコンが、いい。

 

 

 

 

危険なささやき

アラン・ドロン監督、主演、フランスの映画である。

 

私立探偵のシュカスは、元刑事だ。

 

彼のところに、イザベル・ビゴと名乗る中年の夫人が来た。

 

彼女の娘マルトが失踪したので、探して欲しいという。

 

マルトは全盲で、ポドリアール財団の盲人協会に勤めていた。

 

そこに、顔馴染みの刑事コリオリが訪ねてきた。

 

彼は、「その仕事を1000フランで受けて、あとは適当にやれ」と、奇妙なアドバイスをして去った。

 

調査を始めたシュカスのところに、プラディエと名乗る男が近づいてきた。

 

彼は、「マルトは好きな男と逃げた」と告げ、彼女の手によるという点字の手紙を渡した。

 

不審に思ったシュカスは、プラディエを取り押さえようとしたが、別の誰かに頭を殴られて気を失った。

 

シュカスは、ビゴ夫人と待ち合わせをした広場に行くが、夫人は何者かに射殺された。

 

その後、彼はビゴ夫人のアパートを捜索した。

 

何も手がかりを得ることができずにアパートを出たところ、プラディエら二人組に襲われて、拉致された。

 

 

アラン・ドロンのファンには、楽しめる作品だ。

 

中年になって太ってはきたが、かっこいい。

 

 

スタンド・バイ・ミー

スティーブン・キング原作、アメリカの映画である。

 

小説家のゴードン・ランチャスは、車を止めて新聞に目をやった。

 

見出しに、「弁護士クリストファー・チェンバース刺殺される」とある。

 

クリストファーは、彼の親友だった。

 

回想。

 

1959年、夏。

 

オレゴン州の小さな町キャッスルロック。

 

当時12歳のゴードン ( ゴーディ ) は、真面目で内気な少年だった。

 

彼には、3人の気の合う仲間がいた。

 

ガキ大将だが優秀なクリストファー ( クリス )・チェンバース。

 

黒縁メガネをかけたセオドア ( テディ )・チャンプ。

 

太っていてノロマなバーン・テシオ。

 

4人は、いつも秘密基地で遊んでいた。

 

バーンの兄は不良グループに入っている。

 

ある日、パーンは兄たちの話を盗み聞きしてしまった。

 

それは、レイ・フラワーという少年が、列車にはねられて亡くなり、死体が野ざらしにされている、というものだ。

 

バーンから話を聞いて、4人で死体を見にいくことにした。

 

それは、約30キロメートル離れた、山中にあった。

 

 

スティーブン・キングの原作だが、ホラー要素は僅かであり、青春映画と言える。

 

主題歌を聞くと、迫り来る列車から逃げる少年たちが、鉄橋を必死で走っているシーンが浮かぶ。

 

名作だ。

 

 

 

友達のうちはどこ ?

イランの映画である。

 

イラン北部のコケル村に住む8歳アハマッドは、心の優しい少年だ。

 

小学校。

 

始業ベルが鳴っても子供達は騒いでいて、入っきた先生にキツく叱られた。

 

先生は、宿題を調べ始めた。

 

アハマッドの隣の席であるネマツァデが、ノートではない紙に宿題をしてきたため、先生に叱られた。

 

ノートを従兄の家に忘れてきたのが、原因だった。

 

彼が宿題のことで叱られるのは、これが3度目である。

 

先生は泣いているネマツァデに、次、ちゃんとしてこなかったら退学にすると言った。

 

帰宅して宿題をしようとしたアハマッドは、ネマツァデのノートも持って帰ってきてしまったことに気づいた。

 

二人のノートは、そっくりのデザインなのだ。

 

アハマッドは母に、ノートを返しにいきたいと言ったが、遊びたいだけだと考えた母は、許さなかった。

 

彼は仕方なく宿題に取り掛かろうとするが、ネマツァデのことが気になって手がつかない。

 

このままでは、明日、ネマツァデは退学になってしまう。

 

彼は母に、事情を説明するが、全く相手にしてくれない。

 

アハマッドは、母の隙を見て、家を飛び出した。

 

ネマツァデの家のあるポシュテ村は、遠い。

 

それに彼は、ネマツァデの家を知らなかった。

 

彼は、ポシュテ村を目指して駆け出した。

 

 

友達思いで一途なアハマッドを、応援したくなる作品だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

耳をすませば

日本のアニメーション映画である。

 

中学3年生の月島雫は、本が大好きだ。

 

ある時、図書館で借りてきた本の図書カードに、いつも天沢聖司という名前があることに気づいた。

 

自分より先に借りている天沢聖司とは、どんな人なのか、雫は気になって仕方がない。

 

夏休み。

 

図書館が休館日だったので、雫は学校の図書室で本を借りた。

 

表紙を開けると、その本は、天沢という人が寄贈したものだと分かった。

 

その後、運動場横のベンチで、雫は待ち合わせていた友人の原田夕子に、頼まれていた「カントリーロード」の訳詞を聞かせた。

 

夕子は褒めてくれたが、雫は、その出来に満足していない。

 

帰宅途中、雫はベンチに借りた本を忘れてきたことを思い出して、取りに戻った。

 

すると、一人の少年が、その本を読んでいた。

 

本に雫の訳詞が挟んであって、少年は、それについて一言、余計なことを言って去った。

 

翌日、図書館に勤める父に弁当を届けるため、雫は電車に乗った。

 

一匹の野良猫が雫の横に来て、窓の外を眺めている。

 

雫が降りる駅で、猫も降りた。

 

雫は、猫を追いかけて、住宅街の丘を登っていった。

 

そこに、「地球屋」というアンティークショップがあった。

 

雫が猫の人形に心を惹かれていると、店主のおじいさんがからくり時計を見せてくれた。

 

正午の時報で、父に弁当を届けることを思い出した雫は、急いで図書館に向かった。

 

図書館に入ろうとすると、呼び止められた。

 

昨日の少年が、自転車で雫が店に忘れてきた弁当を届けてくれたのだ。

 

雫は、また嫌味を言われた。

 

 

ほのぼのとした青春ストーリーだ。

 

ジブリの作品は、いつも吹き替えに素人を使う。

 

素晴らしい作品でも、そこが不愉快である。

 

スタッフは、納得しているのだろうか。