captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

フィールド・オブ・ドリームス

ケビン・コスナー主演の映画である。

 

アイオワ州で農業を営む主人公は、ある日、天の声を聞く。

 

そして、トウモロコシ畑を切り開いて、野球場を造った。

 

そこへ、賭博で野球界を追放された、今は亡きシューレスジョー・ジャクソンが現れる。

 

そして、既に亡いメジャーリーガー達が、次々現れた。

 

" Is it heaven ? "

 

" No,it's Iowa ! "

 

なぜだかこのシーンが、一番心に残っている。

アフターアース

ウィル・スミス主演の映画である。

 

舞台は、人類滅亡後の地球だ。

 

他の惑星に移住した人類。

 

ウィル・スミス演じる将軍が、軍の訓練に息子を連れて、宇宙へ旅立つ。

 

息子役の少年は、本当の息子である。

 

途中、小惑星と衝突する事故に遭い、不時着するが、そこは、地球だった。

 

生き残ったのは、将軍と息子の2人だけ、しかも将軍は負傷して動けない。

 

 

この作品は、臆病な息子が恐怖心を克服し、成長する物語である。

 

汚染で人類が滅亡したのなら、他の高等動物も生きてはいまい。

 

バクテリアとか、植物プランクトンくらいなら、生きながらえているだろうが。

 

しかし、人類滅亡1000年後の地球が、緑豊かで、野生動物が繁栄していた。

 

なんだ、これ。

 

少年の成長を描くのに必然性のない背景、脚本の詰めの甘さが気に入らない。

 

ハリウッドが、カネに任せて作った映画だ。

 

龍拳

1979年公開、ジャッキー・チェン初期の映画である。

 

蛇拳酔拳・笑拳の前の作品で、全編シリアスである。

 

道場のの師匠が殺され、3年の修行の後、復讐に出向く。

 

見付けた相手は善人になって道場を開いており、改心して片足を切り落としていた。

 

その後、道場と敵対するヤクザとの抗争に巻き込まれていく。

 

この作品では、ジャッキー・チェンの映画に付きものの、コミカルなシーンがない。

 

徹底的に叩きのめされて、どん底から這い上がる修行のシーンもない。

 

心の葛藤を描いたシリアスな作品で、見慣れたジャッキー・チェンではないので、つまらなく思う人もいるだろう。

 

しかし、若いだけあって、動きは素晴らしい。

 

格闘シーンを見るだけでも、価値がある。

 

シンデレラ ( 2015年 実写版 )

ディズニーが実写化したものである。

 

ハリウッドの脚本家不足が、未だ続いているようだ。

 

アニメになったものを、更に実写化できるのは、CG技術の賜物である。

 

魔法は、CGなくして再現できない。

 

また、資金豊富なディズニーは、精巧なCGを駆使できる。

 

この作品は、見事に仕上がっていた。

 

吹き替え版をテレビで観た。

 

主役の吹き替えを、高畑充希がやっていた。

 

台詞が棒読みに近かったけれど、田舎娘の雰囲気は出ていた。

 

上手でなくて、返ってよかったのかもしれない。

沈黙の傭兵

スティーブン・セガール主演、沈黙シリーズの一つである。

 

CIAに雇われて極秘任務で戦地に行ったものの、CIAに裏切られ、友人が戦死してしまう。

 

その後、南アフリカの刑務所に収監されている武器商人の息子を脱獄させる仕事を請け負い、現地入りする。

 

相変わらず、負け知らずで圧倒的に強い。

 

セガールは、どの作品でも、格闘で負けて痛めつけられるシーンがない。

 

ジャッキー・チェンシルベスター・スタローンに及ばないのは、負けを演じることが出来ないからだ。

 

さて、この作品で唯一、感銘を受けたところがある。

 

銀行の警備部長の台詞で「現代では、お金は札束ではなく、データなのです」というのがあった。

 

お金はデータである。

 

なるほど。

エレファントマン

ジョン・メリックは、頭蓋骨が前方に張り出し、顔中に腫瘍があって、サーカスの見世物にされていた。

 

母親が妊娠中、象に踏まれて異様な顔になってしまった「エレファントマン」なのだと、サーカスでは宣伝していた。

 

あるとき、彼に興味を持った医者が、引き取って世話をすることにした。

 

医者は、彼のことを白痴だと思っていたが、芸術を愛し、知性も理性もある、普通の人間であることに気付く。

 

この話は、実話を元にしている。

 

実在のメリックの写真も、残っている。

 

感動的な物語のはずなのだが、好奇心が先に立ってしまう。

 

そして、映画で描かれていない彼の人生を、想像してしまうのだ。

イエロー・ハンカチーフ

舞台をアメリカ南部に移した、「幸福の黄色いハンカチ」のリメイクである。

 

内容は、ほぼ、同じだ。

 

オマージュなのか、創意工夫の能力がないのか。

 

アメリカ人には、あまり受けなかったようで、制作費の5分の1ほどしか興行収入がなかった。

 

2000年頃、ハリウッドは脚本不足だった。

 

リメイクだけでなく、日本のアニメやゲームを実写化して、凌いでいた。

 

そんな中で成功したのは「バイオハザード」だけではないか。

 

ハリウッドでは、どれだけ資金をつぎ込めるかで、明暗が分かれる。

 

話が、それた。

 

この作品は、「幸福の黄色いハンカチ」を超えていない。

 

足元にも及ばない、とまでは言わないが。

 

退屈な作品である。