ジョン・メリックは、頭蓋骨が前方に張り出し、顔中に腫瘍があって、サーカスの見世物にされていた。
母親が妊娠中、象に踏まれて異様な顔になってしまった「エレファントマン」なのだと、サーカスでは宣伝していた。
あるとき、彼に興味を持った医者が、引き取って世話をすることにした。
医者は、彼のことを白痴だと思っていたが、芸術を愛し、知性も理性もある、普通の人間であることに気付く。
この話は、実話を元にしている。
実在のメリックの写真も、残っている。
感動的な物語のはずなのだが、好奇心が先に立ってしまう。
そして、映画で描かれていない彼の人生を、想像してしまうのだ。