captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

コーチ・カーター

アメリカの映画である。

 

不良が集まる、荒れた高校のバスケットボール部を舞台の実話を元にしている。

 

卒業生の半分は逮捕されるほどの、リッチモンド高校。

 

ここのバスケットボール部に、卒業生のケン・カーターがコーチとして赴任してきた。

 

彼は部員に対して、授業への出席など、当たり前のことをするように要求するのだが、

不良少年には受け入れがたく、退部するものもいた。

 

残ったものには、過酷な練習を課し、鍛え上げていく。

 

日本のテレビドラマ「スクールウォーズ」の、アメリカ版・バスケ版と言ったところだ。

 

実話であるというのも、同じである。

 

実話に基づいているので、話に説得力がある。

 

どこの国でも、少年たちは全力で打ち込めるものを求めているのだ。

 

タクシー

フランスの映画である。

 

ピザ屋の店員から念願のタクシー運転手になった主人公が、警察と協力して悪を捕まえる話だ。

 

愛車は、プジョー406。

 

これが、スイッチを押すとレーシングカー変身する。

 

「マッハGo GoGo」か「007シリーズ」のボンドカーからヒントを得たのか。

 

これがなかなか、カッコイイ。

 

スピード狂の主人公は、制限速度を無視して、かっ飛んでいく。

 

フランス流の、「ユーモアとエスプリ」が効いた、秀作である。

 

シリーズ化されているので、見ていない人は、第一作目からどうぞ。

ケンタッキー・フライド・ムービー

アメリカの映画である。

 

1時間半の中に、22のショートコントが入っている。

 

コントというより、テレビ番組や映画のパロディーだ。

 

アメリカ人は、こんなものを笑うのだ、という勉強になる。

 

ブルース・リーのパロディーでズロース・リーが出ていた。

 

感動も、興奮もないけれど、たまにこういうのを観ておくと、映画を観る目が肥える。

ホーム・アローン

アメリカの映画である。

 

家族揃って旅行に出掛ける朝、慌てた家族に一人取り残されてしまった男の子の話だ。

 

この子にとっては、一人暮らしを満喫できて、返って嬉しかったのだが。

 

そこに、泥棒が侵入する。

 

これを、撃退していくところが、実に面白い。

 

この映画は、本当に笑える映画だ。

 

子供の悪戯の延長みたいな、他愛のない手段で、大人の泥棒をてんてこ舞いさせるのが、愉快である。

 

ホーム・アローン」は、シリーズ化されて5作まで制作されている。

 

主役が子供なので、成長すると面白くなくなるから、途中で交代している。

 

ハリー・ポッター」シリーズは、後半になると、良い青年が子役をしていたので無理があった。

 

ホーム・アローン」では、交代して成功だった。

 

ただ、一番面白いのは第1作である。

 

泥棒に対抗する方法が、本当に子供が考えそうなアイデアなのだ。

 

これは、良い映画である。

ワイルド・ギース

傭兵たちの物語である。

 

第二次大戦後、誘拐された某国元大統領を奪還することになった。

 

主人公は、元傭兵隊長である。

 

彼が、一癖も二癖もある人材をスカウトしてチームを作り、作戦が決行される。

 

そして、いざ脱出となったときに裏切られ、救援の飛行機が去っていった。

 

残された傭兵部隊と元大統領は、現地の敵と戦いながら、徒歩で脱出を試みる。

 

逃げる途中、何度もの戦闘で次々に味方がやられ、一行は窮地に追いやられていく。

 

撃ち合いで殺されるか、捕まって拷問の上で殺されるか、鬼気迫る物語である。

 

国のために働くのではなく、金のために命をかける傭兵というものが、何なのかがよく分かる映画だ。

 

そしてこの映画も、アメリカの映画らしく、最後は父とこの絆を強調している。

 

 

ジャッカルの日

英仏合作の映画である。

 

何度も暗殺の危機にあったフランス大統領ドゴール。

 

またしても、彼の暗殺計画の情報が警察に入った。

 

暗殺者の暗号名は「ジャッカル」、スナイパーである。

 

警察は、全力で阻止に当たるが、ジャッカルは操作の網の目をくぐり抜け、狙撃体勢にはいった。

 

これは、フレデリック・フォーサイスの小説を映画化したものである。

 

映画ではしょってある部分が、小説では楽しめる。

 

 

96時間 リベンジ

「96時間」の続編である。

 

前作では、娘を誘拐された主人公が、犯人一味を全員射殺して終わった。

 

殺された犯人の家族が、葬儀の後、復讐に乗り出す。

 

アメリカ人特有なのか、アングロサクソン特有なのか、「敵を殺してお終い」の傾向がある。

 

映画では、犯人や敵を射殺して、全て解決という結末が多い。

 

そして、殺された者の復讐に立ち上がるのは、アラブ人の設定が多い。

 

原爆や空襲で民間人を大量虐殺しても、自分たちは正義だと勝ち誇っていられる、その精神構造を理解できないので、この映画も楽しめない。

 

この映画のように復讐を企て、返り討ちに遭ってしまった者たちの身内は、さらなる復讐を誓うだろう。

 

それにしても、リーアム・ニーソンは、いつまでも元気だ。