captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

キタキツネ物語 35周年リニューアル版

日本の映画である。

 

冬の北海道。

 

オホーツク海沿岸に、流氷が来る。

 

海岸の柏の木は、流氷に乗ったキタキツネ「フレップ」 を見ていた。

 

フレップは、吹雪の中、妻レイラに合う。

 

2匹は協力して、砂丘に巣穴を作った。

 

春。

 

レイラは、5匹の子供を産んだ。

 

それぞれに個性がある。

 

末っ子のチニタは、目が見えなかった。

 

成長した子供達は、線路のあるところまで遊びに行ったりする。

 

ある日チニタは、波の音に誘われ、1匹でタンポポの丘へ行った。

 

チニタは、それっきり、帰ってくることはなかった。

 

蛇が出た。

 

フレップとレイラが蛇の相手をしているとき、犬が子狐を襲ってきた。

 

フレップは、犬の気を逸らせて、子供達を守る。

 

雨の季節。

 

雨が降ると嗅覚や聴覚が鈍って、餌が獲れなくなる。

 

子供達は、じっと空腹に耐えていた。

 

しかたなくフレップは、人間の住むところに行き、ニワトリを襲う。

 

オリジナルの「キタキツネ物語」 は、1978年、日本初の動物ドキュメンタリー映画として公開された。

 

リニューアル版は、デジタル修復されて画像が綺麗になった。

 

時間も、やや短くなっている。

 

擬人化しているものの、押しつけがましくない。

 

むしろ、感情移入しやすくなっている。

 

人間関係が希薄になっていて、やたら、絆だ空気だと、皆と同じであることが強要される昨今。

 

この作品を観れば、本当の絆とは何か、分かるだろう。