アンソニー・クイン主演、イタリアの映画である。
イエス・キリストか、バラバのどちらかが、祝祭の恩赦で釈放されることになった。
民衆の声に従い、バラバが釈放され、イエスは磔刑に処せられた。
解放されたバラバは、仲間の所に戻る。
イエスは、予言通りに復活した。
遅れて出向いたバラバに、ラルケは目撃したことを語るが、バラバは信じない。
しばらくして、民衆を扇動したとしてラルケは捕まり、石打の処刑に遭う。
バラバは自暴自棄になって、犯罪に手を染め、再び捕まってしまった。
彼は処刑されることなく、鉱山での重労働を課せられた。
20年経った頃、崩落事故が起きる。
しかし彼と、イエスの信者サハクは生き残った。
畑仕事に回された彼らは、領主に見いだされ、ローマで剣闘士の訓練を受ける。
バラバは、新約聖書に出てくる人物だ。
彼は、イエス・キリストの代わりに生き残ったのではないが、自分が選択されたことを常に気にしていた。
危機が訪れても、いつも生き残ってきたのは、神の意志ではないかと、思っていた。
長い作品である。
ヒーローが活躍する物語ではないので、やや、退屈だ。
ラストはつまらない。