アメリカの映画である。
ヘミングウェイの原作を、忠実に映画化している。
不漁続きだったある日、老人は巨大なカジキを捕った。
三日がかりの格闘の末、かなり沖の方まで引っ張れたが、ついに老人は巨大カジキを釣り上げた。
そのカジキを、船に縛り付けて戻る途中、血の臭いを嗅ぎつけた鮫に襲われる。
今度は、鮫との格闘だ。
原作は有名な小説なので、多くの人が読んでいるだろう。
映画にするのは、かなり勇気が要ったと思う。
鮫との格闘は、迫力がある。
苦労して痙った獲物を、鮫が容赦なく横取りに来るのは、人生を暗示しているのかも知れない。
ナレーションが多いのは、登場人物が少ないから仕方がないが、やや、煩わしい。