マイクル・クライトン原作、アメリカの映画である。
アメリカ大手通信会社、トラヴィコム社は、ダイヤモンドを使ったレーザー通信で業界を牛耳ろうとしていた。
そのために必要なブルーダイヤを求め、社長の息子チャールズらがコンゴの密林にいた。
そこで、ブルーダイヤ鉱脈を発見する。
衛星通信で本社に報告した後、連絡が途絶えた。
本社からの遠隔操作でカメラを作動させると、ゴリラに似た獣が映っていた。
会社は、社員でありチャールズの婚約者でもあるカレンを、現地に派遣することにした。
霊長類学者ピーターは、ゴリラに手話を教え、手話を音声化する装置も開発した。
それにより、ゴリラのエイミーと会話ができる。
ピーターは、エイミーを野生に戻す計画だ。
そこへ、自称慈善家のホルモカが資金を出して、アフリカに連れて行くという。
彼は、コンゴにはソロモン王の幻の遺跡があり、ダイヤモンド鉱山があると信じていた。
カレンは、豊富な資金力をバックに彼らと同行する。
彼女は会社の方針で、優秀な人材と大量の武器を用意していた。
一行は困難を切り抜け、コンゴの密林でチャールズ達のキャンプを発見した。
そこは荒らされていたが、死体も機材もなかった。
武装した一行は、さらに奥へ進み、遺跡にたどり着く。
しかしそこには、凶暴なゴリラが大量にいた。
この作品は、ゴールデンラズベリショー7部門にノミネートされた。
着ぐるみ丸出しのゴリラは、恐怖感よりも滑稽さが前に出る。
アフリカの未開の部族を馬鹿にしたようなシーンもある。
カレンは元CIAという触れ込みだが、これは武器が使えることの伏線か。
原作の小説は、面白いのに。
駄作である。