リチャード・ギア主演、アメリカの映画である。
コットン・クラブは、20世紀初頭ニューヨークのハーレムに実在していた、高級ジャズクラブだ。
主人公ディキシー・ドワイヤーは、別のクラブで演奏しているピアニストだ。
ある日、ギャング同士の抗争に巻き込まれ、ボスを助けたことでコットン・クラブで演奏するようになる。
事件の時に知り合ったダンサー、ヴェラに一目惚れしたが、ヴェラはボスの愛人になった。
諦められないディキシーは、ボスの目を盗んでヴェラとベッドをともにする。
あっさり人を殺すギャング達から逃げ出したかったディキシーは、ハリウッドのオーディションを受け、合格した。
あとは、ヴェラを連れて逃げ出すだけである。
この作品は、随所に銃撃や殺人など殺伐としたシーンはあるが、全体に、淡々と物語が進行していく。
盛り上がりに欠ける作品だ。
若い頃のニコラス・ケイジが、用心棒役で出ている。
脚本が悪いと、いくら金をかけてもつまらない作品になるという、典型かもしれない。