スタンリー・キューブリック監督、イギリス・アメリカ合作の映画である。
主人公ハンバート教授は、田舎町で下宿を探しているとき、ある家で美しい少女に出逢い、一目惚れした。
少女は「ロリータ」と呼ばれていて、母親と二人暮らしをしており、教授は、その家に下宿する。
ロリータも母親も教授を気に入り、やがて、教授は母親と結婚へ。
しかし教授は、ロリータを愛していた。
そのことを知った母親は、家を飛び出し、交通事故で亡くなってしまう。
教授は、ロリータを旅に連れ出した。
少女性愛のことをロリータ・コンプレックスというが、この映画の原作小説「ロリータ」から来ている。
キューブリック監督は、ハリウッドの規制があって、教授とロリータの性的シーンは皆無だ。
原作を読んで、それを期待して鑑賞していると、がっかりするかもしれない。
はっきり言って、他の殆どの作品同様、原作の方が面白い。
小説よりも面白い映画を作るのは、究極の困難である。