スティーブン・キング原作、キャシー・ベイツ主演、アメリカの映画である。
メイン州の小島にある豪邸で、老婆と女性の争う声が聞こえ、老婆が階段から転落する。
落ちたのは豪邸の未亡人ヴェラ、階段の上では家政婦のドロレス・クレイボーンが震えていた。
ドロレスはキッチンからのし棒を持ち出し、ヴェラに振り上げたところ、郵便配達が入ってきた。
ヴェラは息を引き取り、ドロレスは号泣する。
ニューヨークの新聞記者セリーナは、ファックスを受け取った。
彼女の母ドロレスが殺人容疑で逮捕されたという新聞記事だ。
セリーナは、すぐに故郷に向かった。
15年ぶりに帰ってきたセリーナは、警察署に向かいマッケイ警部と再会する。
ドロレスは逮捕されているのではなく、参考人として署に来ていた。
セリーナは、ドロレスを連れて家に戻った。
ドロレスは殺していないとセリーナに真実を告げるが、セリーナは信用しない。
話は、ドロレスの夫、すなわちセリーナの父の死に遡る。
この作品は、原作の小説の方が圧倒的に面白い。
小説を先に読んでいて、結論を知っていたからだろうけど。
北部のメイン州は、雰囲気が暗い。
その暗さ、陰鬱さは、きちんと表現されている。
ドロレス役のキャシー・ベイツは、素晴らしい。