ジョージア州に住むエヴリン・カウチは、40歳の主婦だ。
ある日、夫と共に、ローズヒルズ老人ホームへ、ベスタおばさんを訪ねていった。
途中、道に迷って、廃線になった線路脇に廃墟になっている「ホイッスル・ストップ・カフェ」を見つけた。
エヴリンは、窓に書かれたメニュー「フライド・グリーン・トマト」を見て嬉しくなったが、夫エドは何も感じない。
ホームに着くと、ベスタおばさんの機嫌が悪い。
エドがなだめている間、エヴリンはロビーに座っていた。
そこに、陽気な老人ニニー・スレッドグッドが話しかけてきた。
ニニーは、アラバマでの昔話を始めた。
ニニーの知り合いに、イジーという勝ち気な女の子がいた。
姉の結婚式でも、次兄のジュリアンと取っ組み合いの喧嘩をするくらい、勝ち気な女の子だった。
長兄のバディだけは、彼女に理解があり、優しかった。
バディは、牧師の娘ルースと恋に落ちた。
夏の日、バディは列車に轢かれて亡くなった。
そこまで話した時、エドが迎えに来たので、エヴリンは再会を約束して帰宅した。
次に来た時も、ベスタおばさんの機嫌は悪かった。
ニニーは、前回の続きを話し始めた。
数年後、イジーは荒れた生活を送り、ルースはレディになっていた。
ルースは、イジーを連れ戻そうと、彼女に付きまとった。
心を閉ざしていたイジーだが、やがてルースと打ち解けた。
結婚したルースは、夫フランクの暴力に悩まされた。
この作品は、重たい内容をコミカルに描いている秀作だ。
主演のキャシー・ベイツの魅力が、全編に溢れている。