captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

アメリカ アメリカ

アメリカの映画である。

 

モノクロで撮影されている。

 

オスマントルコでは、少数民族であるアルメニア人やギリシャ人は、ひっそりと暮らしていた。

 

特にアルメニア人はトルコ人に嫌われ、迫害を受けていた。

 

主人公スタヴロフは、ギリシャ人の青年だ。

 

ここから抜け出して、アメリカに行きたいと願っている。

 

彼は、家族の全財産を持って、首都イスタンブールで店をやっている従兄弟の元に出発する。

 

田舎から出てきた純朴な青年が、持っているものをだまし取られる、というありがちなパターンが続く。

 

彼は、無一文で従兄弟の元にたどり着いた。

 

店は繁盛して居らず、彼が持ってくるはずの財産を期待していた従兄弟にも愛想を尽かされた。

 

港で荷物運びなどをして稼いだ金は、娼婦に盗まれると、これまた、ありがちな話である。

 

従兄弟の計らいで金持ちの娘と婚約したり、店に来たアメリカ人客の愛人になったり。

 

やがて、船に乗ってアメリカに旅立つ。

 

この映画は、監督の自伝的作品である。

 

かなりの部分に、真実が入っている。

 

三時間近い長編であり、アクションもサスペンスも殆ど無いから、退屈な作品だ。

 

芸術作品としてみれば、価値があるのかも知れない。

ロング・グッドバイ

レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」を原作とする、アメリカの映画である。

 

主人公は、私立探偵フィリップ・マーロウ

 

ある日、友人のテリーが、妻と喧嘩したから暫くメキシコに行きたいと言ってきた。

 

マーロウは、親切にもテリーをメキシコに連れていった。

 

彼が帰宅すると警官が待っていて、テリーの妻が殺されたという。

 

テリーを逃がした嫌疑が掛り、マーロウは留置場に入れられた。

 

その後、テリーが自殺したという知らせが入り、釈放される。

 

戻ったマーロウの所に、今度はアイリーンという女性が、仕事の依頼に来た。

 

作家である夫のロジャーが行方不明になったので、探して欲しいと。

 

精神科医の所にいたロジャーを見つけ出したマーロウは、無事、彼を妻の元に送り届けた。

 

事務所に戻ると、今度はマフィアが待っていた。

 

彼らは、テリーが持ち出した35万ドルを、マーロウが隠しているのではと疑っているのだ。

 

マーロウは、さんざん痛めつけられたが、知らないことは話せない。

 

そうこうしているうちに、その現金がマフィアの事務所に届けられ、ロジャーが自殺したという知らせも入った。

 

解放されたマーロウは、全てを悟り、メキシコへ向かう。

 

原作は、ハードボイルドの手本となるような名作である。

 

映画になると、質は落ちる。

 

それは仕方がない。

 

チャンドラーの小説を読むような人は、ロマンチストで想像力が豊かだからだ。

 

想像を超える画像は、不可能なのである。

 

 

傭兵奪還

アメリカのアクション映画である。

 

主人公ウォーカーは、イギリス人の傭兵であり、アフガニスタンで任務に就いていた。

 

そこに、アメリカにいる娘が麻薬で死んだと知らせが入る。

 

彼は任務を放棄して、ロサンゼルスに飛ぶ。

 

遺体と対面したが、それは別人だった。

 

娘のアパート行くと、荒らされていたが、そこで遺体の女性が娘と写っている写真を見つける。

 

彼は娘が働いていた「モースト社」を訪れ、社長に問いただすが追い払われてしまう。

 

その際、社員に暴行して警察に引き渡された。

 

担当した刑事は、ウォーカーの言葉にピンと来るところがあった。

 

釈放されたウォーカーは、金の力で娘を捜し出す。

 

何年かぶりの再会なのに、気の強い娘で感動も何もない。

 

彼女は、モースト社で働くうちに、不正に気付き、命を狙われていたのだ。

 

そして彼らは、モースト社に乗り込む。

 

ストーリーというほどのものは、無い。

 

強い傭兵親父が、悪者を次々に撃ち殺す話だ。

 

主人公は、リーアム・ニーソンに雰囲気が似ている。

 

吹き替え盤で見たのだが、あまりの下手さにあきれてしまった。

 

字幕なら、もう少しマシな印象があったかも知れない。

 

正義の側に犠牲者が無く、傷も負わない演出は、薄っぺらい。

 

スティーブン・セガールの映画ですら、味方が死んだりするのに。

 

こういう駄作を観ることは、とても勉強になる。

 

この愛のために撃て

フランスのアクション映画である。

 

主人公サミュエルは、平凡な看護助手であり、妊娠中の妻と仲むつまじく暮らしていた。

 

ある日、彼が勤める病院に身元不明の男が運び込まれた。

 

彼は交通事故で、重傷を負っていた。

 

そして何者かに人工呼吸器を外されて殺されかけたため、警察の護衛がついた。

 

そんな時、サミュエルの妻が誘拐され、男を連れ出せと要求された。

 

サミュエルは男を連れ出して逃げる。

 

ところが、すんなり交換とはいかない。

 

男はサルテという名で、指名手配されている犯罪者だった。

 

交換に失敗した彼らは、サルテの隠れ家に身を寄せる。

 

彼らに友情のようなものが芽生えてくるのは、面白い。

 

ここに、ファーブル刑事のチームと、ヴェルネール刑事のチームが、絡んでくる。

 

しかもこの二人は、仲が悪い。

 

この映画は、サミュエルの走るシーンが多い。

 

逃げているのだが、普通の看護師の運動能力で、そんなに走り回れるのかというほど、逃げ回る。

 

ハラハラドキドキが、息もつかせぬスピードで展開されるので、見応えのある作品だ。

 

感動するような映画ではない。

 

一時の高揚感を与えてくれる、エンターテイメントそのものの作品である。

 

 

ゲット スマート

スティーブ・カレル主演、アメリカの映画である。

 

スパイの戦いをコメディタッチで描いた、アクション映画だ。

 

主人公マックスウェルは、米秘密諜報機関コントロールの分析官である。

 

本人はエージェント、つまりスパイとして活躍したいのだが、あまりにも優秀な頭脳ゆえ、分析官に留められていた。

 

ある日、彼が外出している間にコントロールの本部が国際犯罪組織カオスに襲撃され、エージェントの個人情報が盗まれた。

 

その後、次々にエージェントが殺害される。

 

マックスウェルは、急遽エージェントに昇格して解決に当たることになった。

 

彼のエージェントナンバーは、86。

 

優秀な女性エージェント99とペアで、捜査を開始する。

 

彼らはカオスの核弾頭製造工場を発見し爆破するが、焼け跡から放射性物質が見付からなかった。

 

このせいでマックスウェルは、二重スパイの嫌疑をかけられ、逮捕監禁される。

 

敵は、米大統領が出席するコンサート会場に核爆弾を仕掛け、政府を脅迫してきた。

 

この作品は、シリアスな展開の中にコメディタッチのシーンを挟んでいて、そこが息抜きになっている。

 

トイレでおしっこを我慢したり、敵を泣き落として逃がしてもらったり、等々。

 

硬派なジェイソン・ボーンシリーズは面白いが、こういうのもアリだ。

 

ルパン三世みたいなものか。

ズートピア

ディズニーのアニメ映画である。

 

進化して、肉食動物も草食動物も共に仲良く暮らす理想の世界が舞台だ。

 

主人公ジュディ・ホップスは、ウサギ初の警察官となった。

 

彼女は警察学校を首席で卒業し、ライオンハート市長肝いりで中央都市に配属された。

 

しかし警察署長は、気に入らない。

 

捜査は屈強な警察官に任せ、彼女は駐車違反の取締をさせられる。

 

そこで出逢ったのが、詐欺師の狐ニック・ワイルドだ。

 

その頃ズーランドでは、肉食動物が14頭、行方不明になるという事件が起きていた。

 

ジュディとニックのコンビが、捜査して行方不明者を見つけ出した。

 

さらに、一ひねり、二ひねり、物語は続く。

 

「友情、努力、勝利」という、売れる作品の方程式に沿ったシナリオだ。

 

内容は、大人でも楽しめる。

 

波打つような、アメリカのアニメーション独特の動きは、好き嫌いがあるだろう。

 

日本のアニメの方が動きが自然で、観やすい。

 

そして、いつものように主人公の吹き替えが、プロの声優ではない。

 

ディズニー映画なのだから、客寄せパンダは必要ないだろう。

 

来年、日本で開催されるラグビー・ワールドカップで、本田圭佑香川真司を呼んでくるようなものだ。

 

そんなことをするわけがない。

 

それを、映画ではやっているのだ。

 

相手役のニックはプロの声優が吹き替えをしているので、掛け合いの違和感が半端ではなかった。

 

 

コン・エアー

ニコラス・ケイジ主演、アメリカの映画である。

 

主人公キャメロンは、元レンジャーの隊員だ。

 

退官式の夜、酔っぱらいに絡まれ、妻を守るために一人を殺してしまう。

 

八年服役し、仮釈放になったので、囚人輸送機「コン・エアー」でアラバマ空港まで移送されることになった。

 

これに乗っていたのが、知能犯サイラスだ。

 

かれは、同乗している麻薬密売人の息子シンディーノを父親に引き渡して礼をもらうために、ハイジャックした。

 

キャメロンは、途中のカーソンで降りることが出来たが、持ち前の正義感ゆえ、降りることなく仲間を守ろうとする。

 

機内には、囮捜査官シムズ。

 

地上では、保安官ラーキンが異変に気付いていた。

 

シナリオは単純だ。

 

悪い奴は、殺されて終わる。

 

勝った側は、何事もなくハッピーに。

 

人の命を何とも思っていない、とまでは言わないが、邦画に比べると人命は軽い。

 

だからアメリカの映画は、あっさりした感じがするのだ。

 

映画は娯楽だから、これが良いのである。