captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

さらば冬のかもめ

ジャック・ニコルソン主演、アメリカの映画である。

 

ノーフォーク海軍基地に勤める下士官バダスキーは、もう一人の下士官マルホールと共に、囚人護送を命じられる。

 

囚人は、基地内の募金箱から40ドルを盗もうとして捕まった水兵だ。

 

司令官夫人が設置した募金箱だったため、海軍刑務所での懲役8年と懲戒除隊という厳罰が下ったのだった。

 

基地から刑務所までは、バスや列車を乗り継いで護送する。

 

バダスキーは、世間知らずで純粋無垢な青年を護送している内に、何とか良い思いをさせてやりたくなった。

 

乗り物の中では手錠を外してやる。

 

店でハンバーガーを食べる。

 

ビールを飲む。

 

ホテルに泊まって、酔いつぶれるまで酒を飲む。

 

海兵隊員と喧嘩をする。

 

売春宿に行く。

 

など、懲役中に体験できないことを、次々にさせてやるのだった。

 

ハチャメチャなバダスキーに対して、マルホールは抗議したりもしたが、やがて同じ気持ちになっていく。

 

しかし、いくら楽しい思いをさせてやっても、刑務所に着いた瞬間から、辛い懲役が始まるのだ。

 

刑期が終わっても、懲戒除隊である。

 

バダスキーは、自分の無力さを分かっていた。

 

結局、何もしてやれないということを。

追憶 ( 1973 )

ロバート・レッドフォード主演、アメリカの映画である。

 

第二次世界大戦の前、主人公ハベルは、大学時代にケイティーと出会う。

 

卒業後ハベルは軍へ入隊し、二人は別れ別れになるが、戦後、ニューヨークで偶然再会する。

 

二人は、西海岸に移り住む。

 

ハベルは、小説家として認められるようになり、映画の脚本も手がけるようになった。

 

妻のケイティーは、学生時代からずっと、政治活動を熱心に続けている。

 

政治活動とは、則ち、共産主義活動だ。

 

1950年になって、「赤狩り」が始まると、ハベルにまで影響が及ぶようになって来た。

 

ハベルは、政治活動には全く興味がない。

 

ケイティーは、共産主義活動を止めようとはしない。

 

結局、離婚することになる。

 

この後、それぞれの生活があり、ラストシーンに向かう。

 

観客の予想を裏切りつつ、心に残るラストを演出しているのは、なかなかのものだ。

 

この当時は、まだ、しっかりした脚本があったのだ。

 

最近のハリウッドは、脚本家不足だ。

 

日本のアニメに原作を求めたりして、失敗を繰り返しているように感じる。

 

アニメを実写化して成功したものなど、思い出せない。

 

将来、映画制作に携わろうという人は、20世紀の映画を大量に観るのが一番ためになる。

 

 

 

 

ブンミおじさんの森

タイ、イギリス、フランス、ドイツ、スペインの合作である。

 

ブンミおじさんは、腎臓病を患っていて透析を受けているが、余命が少ないことを覚る。

 

既に妻が亡くなっていて、独り暮らしだ。

 

ブンミは、妻の妹と食事係の青年を呼び寄せる。

 

ある日、夕食を取っていると、19年前に亡くなった妻の幽霊が現れた。

 

最初は戸惑った三人だが、すぐに打ち解ける。

 

そこへ、13年前に家出した息子が、猿人の姿になって帰ってきた。

 

ブンミは、みんなで森へ入っていく。

 

この作品は、全く理解ができなかった。

 

緩い流れで、ほのぼのとした雰囲気は、「アジア映画だ」と感じさせる。

 

スリルもサスペンスもないし、コメディでもない。

 

訳の分からない作品だった。

 

「映画通」を自称している人なら、この作品の素晴しいところを、3つや4つ挙げられるのだろう。

 

ラストシーンまでも、不思議なものだった。

奇跡の人 ( 1962 )

アメリカの映画である。

 

5才の時の熱病が原因で、見えない、聞こえない、話せないの三重苦を負った少女ヘレン・ケラー

 

獣のような日々を送っていた少女に、家庭教師としてやってきたのがアン・サリバンである。

 

サリバン先生自身も盲目であったが、克服している。

 

ヘレンとサリバン先生の、努力と戦いの日々が生き生きと描かれている。

 

サリバン先生が、強引にヘレンを井戸へ連れて行き、手に水を掛ける。

 

反応するヘレン。

 

このシーンは、最も有名で、圧巻である。

 

なお、奇跡の人とは、サリバン先生のことを指している。

ドン・サバティーニ

マーロン・ブランド主演、アメリカのコメディ映画である。

 

「ゴッド・ファーザー」・ドン・コルレオーネのパロディーを、マーロン・ブランドが面白おかしく演じている。

 

舞台は、ニューヨーク。

 

大学で映画を学ぶため、映画好きの純朴な青年マシューは田舎から出てきた。

 

その初日に、荷物を騙し取られ、大学の教授も寮生も取り合ってくれない。

 

街で偶然、件の詐欺師に出くわして荷物を返せと要求するが、既に無かった。

 

そこで、アルバイトを募集しているという、その男の叔父を紹介される。

 

その男が、ドン・サバティーニだ。

 

見た目も仕草も、「ゴッド・ファーザー」のドン・コルレオーネにそっくりの男に、マシューは驚くやら、怖がるやら。

 

そして彼は、非常に顔が利く、大金持ちだった。

 

彼に気に入られたマシューは、色々仕事を引き受ける。

 

純朴な青年マシューと、一見マフィアのボス、ドン・サバティーニのやりとりが愉快である。

 

所々に、「ゴッド・ファーザー」のパロディーがちりばめられていて、最後まで楽しめる作品だ。

 

 

イコライザー

ゼンデル・ワシントン主演、アメリカの映画である。

 

主人公は、ボストンのホームセンターで働く、人の良いオジサンだ。

 

夜は、地元のダイナーで読書する。

 

そこの、もう一人の常連客で、歌手を目指す若い娼婦と知り合い、夢を叶えるよう励ましていた。

 

ある日、彼女が客とトラブルになり、元締めから重症を負わされてしまう。

 

それが切っ掛けになって、彼はロシアンマフィアと戦うことになった。

 

元CIAエージェントであり、圧倒的な戦闘能力を持っている彼は、マフィアを次々と殺害していく。

 

この作品は、少し分かりにくい。

 

「何の映画か」を事前に知ってから観るべきだろう。

 

人間関係の少ない、単純な構成ではある。

ヴァン・ヘルシング

ヒュー・ジャックマン主演、アメリカのホラー映画である。

 

主人公ヴァン・ヘルシングは、記憶をなくしたモンスターハンターだ。

 

彼がドラキュラ退治をする物語である。

 

この作品には、フランケンシュタインの怪物や狼男も出てきて、ややこしい。

 

先祖代々、ドラキュラと戦ってきた一族の末裔がヒロインとして登場する。

 

ヴァン・ヘルシングとの甘いロマンスに発展するかといえば、そうでもない感じで、中途半端だ。

 

全体的に、典型的な洋画のホラーという雰囲気が流れている。

 

日が暮れた後の薄暗い墓場の雰囲気、小麦粉を口に含んだような不快感に満ちた作品である。