薬師丸ひろ子主演、日本の映画である。
劇団「海」に所属する20歳の新人女優、三田静香は、女優として成長するため、先輩の五代淳を相手に初体験をした。
その翌日、静香は元劇団員で不動産会社社員の森口昭夫と出会った。
静香は、次の公演「Wの悲劇」のオーディションを受けたが、主役を菊池かおりに奪われ、自分は端役しかもらえなかった。
落ち込む静香を、森口は励ました。
そして彼は、静香に結婚を申し込んだ。
しかし静香の夢は、一流の女優になることだった。
大阪公演の初日、舞台に立つ静香を見た大物女優の羽鳥翔は、自らの下積み時代を思い出した。
そして翔は、舞台を降りた静香にお小遣いをあげた。
その夜、ホテルの翔の部屋で、パトロンである堂原良造が腹上死した。
スキャンダルを恐れた翔は、たまたま部屋の前を通った静香に、自分の身代わりになってくれるよう頼んだ。
見返りは、次の公演での主役だ。
迷った挙句、静香はその申し出を受けた。
アイドルだった薬師丸ひろ子が、女優に成長した映画だと言える。