ジェームズ・ガーナー主演、アメリカの映画である。
F-1グランプリの初戦、モナコグランプリ。
BRMのマシーンに異常が発生し、ドライバーのピート・アロンはピットインした。
彼はオーナーのジェフ・ジョーダンにギアの異常を訴えるが、聞き入れられなかった。
レースを再開したピートは、スピードが出ず、周回遅れになる。
そして、同僚のスコット・ストダードと接触した。
ピートは海に投げ出されたが、傷を負わずに済んだ。
一方スコットは壁に激突し、重傷を負った。
レースは、フェラーリのワンツーフィニッシュで終えた。
スコットは手術を受けて一命を取り留めたが、復帰に意欲を示す彼に、妻のパットは愛想を尽かして出て行った。
BRMを解雇されたピートは、古巣のフェラーリを訪ねたが、受け入れられなかった。
彼は、第二戦には出場できなかったが、テレビの解説の仕事を得た。
ピートのもとに、日本人実業家・矢村から手紙が届いた。
ピートは、矢村のチームでドライバーの席を得た。
この作品のレースシーンは、凄いとしか言いようがない。
60年近く前の作品なのだが、迫力は、現代の映画に負けていない。
また、並行して、数組の男女の関係が丁寧に描かれている。
矢村は、三船敏郎が演じている。