チャン・ハンユー、福山雅治主演、中国の映画である。
国際弁護士ドゥ・チゥは、ふらりと入った居酒屋の女将と、映画の話で盛り上がった。
そこにヤクザの一団が入ってきた。
ドゥ・チゥが車に置いてあるDVDを取りにいっている間に、女将と店員の女が、ヤクザを全員射殺した。
2人は、中国人の殺し屋だった。
大阪の製薬会社大手、天神製薬株式会社のパーティーが開かれた。
ドゥ・チゥは、天神製薬の顧問弁護士だ。
パーティーの席上、酒井社長は息子・宏を後継者に指名した。
宏は、新薬開発の責任者をしている。
また、宏と交流のある大阪府警捜査一課係長・浅野も、招かれていた。
ドゥ・チゥは、若い女性に声を掛けられ、3年前の訴訟について聞かれた。
パーティー会場で話すことではないので、2人は、その場を後にした。
そして、後日、会う約束をする。
翌日、ドゥ・チゥが目覚めると、隣に社長秘書・田中希子の死体があった。
彼は、すぐ警察に通報した。
状況証拠は、ドゥ・チゥが犯人だと示すものばかりで、彼は、駆けつけた浅野に逮捕された。
しかし、裏口に連れて行かれた彼は、逃走した。
捜査一課の矢村刑事は、銃を持った誘拐犯2人と対峙していた。
カメラマンの振りをして犯人に近づき、隙を突いて、彼らを取り押さえた。
その後彼は、部下の百田を連れてドゥ・チゥ逮捕に向かう。
矢村は、ビル建設現場でドゥ・チゥを発見するが、百田が人質に取られた。
矢村は、ドゥ・チゥに銃を手渡し、自らが人質となる。
この作品は、高倉健主演「君よ憤怒の河を渉れ」 のリメイクである。
内容は、「君よ憤怒の河を渉れ」 の方が、遙かに上だ。
話の筋はともかくとして、アクションシーンがふんだんに盛り込まれていて、楽しめる。
大阪が舞台なのに、登場人物が1人も大阪弁を話さない。
日本の刑事が、やたら銃を撃ちまくって相手を次々に射殺するのも、違和感がある。
ロスが舞台なら、しっくり来るが。
老人役で出ている倉田保昭のアクションが、キレッキレ。