フランスの映画である。
10歳のリラは、学校へ行く途中で1匹の狐を見かけた。
近づくと、もう少しで触れそうなところで、狐は逃げてしまった。
帰り道。
リラは狐を探したが、見つからなかった。
リラは、森へ探しに出掛けるようになった。
秋になっても見つからず、とうとう、冬になった。
雪が積もった日、リラは動物の足跡を見つけた。
それを辿っていくと、いきなり狼の鳴き声が聞こえてきた。
慌てて逃げ出したリラは、転んで怪我をしてしまい、冬の間は家から出ることができなかった。
春。
狐狩りが始まった。
冬の間にリラは、父親から狐について学んでいた。
森に入ったリラは、ついに狐の巣穴を見つけた。
その中には、生まれたばかりの子供がいた。
リラは、ちぎったパンを置いてみたりしながら、狐との距離を近づけていった。
そしてついに狐は、リラに触らせることを許した。
リラは狐に「テトゥ」と名付け、共に遊ぶようになった。
そしてリラは、テトゥに首輪をつけた。
この作品は、秀作だ。
野生動物との触れ合いを、見事に描いている。
緊迫感のあるシーンもあって、引き込まれる。
メルヘンではない。