ジェシー・ジェイムズの生涯を描いた「地獄への道」 の、続編だ。
ジェシーが暗殺されるシーンから、物語は始まる。
ジェシーの兄フランクは、黒人奴隷のピンキーと共に、偽名を使い、カンザスで農業を営んでいた。
彼は、殺された仲間の息子クレムを、引き取って育てている。
ある日、街に出掛けていたクレムが、ジェシーが殺されたという知らせを持って帰ってきた。
フランクが復讐に行くと信じていたクレムは、自前の銃を買ってきていた。
しかし、知らせを聞いたフランクは、裁きを法に任せることにした。
数日後、ジェシーを背後から撃ったフォード兄弟に、死刑判決が下された。
ところが彼らは、知事の恩赦によって放免され、ジェシーに掛けられていた賞金まで手にした。
復讐を決意したフランクが街に出て、旧知のコップ少佐を訪ねていくと、フォード兄弟は既に逃走していた。
追跡する資金を得るためにフランクは、かつて住民を苦しめた鉄道会社の金庫を狙った。
ところが強盗の最中に、家に残してきたクレムが入ってきた。
仕方なくクレムを連れて、フォード兄弟を追う。
フランクは、兄弟の弟の方を仕留めたが、兄のボブを取り逃がしてしまった。
さらに、鉄道会社のマッコイがピンキーに罪を着せ、無実のピンキーに死刑判決が下された。
フランクは、ボブの追跡を諦め、ピンキーを救うために、街に戻った。
この作品では、ヘンリー・フォンダの魅力が、十分に活かされている。
若くて粋がるクレムは、足手まといになりながらも、時々役に立つ匙加減が、丁度いい。
ラストは、??? だ。