石原裕次郎主演、日本の映画である。
外国航路の船乗りである相良は、日本に帰ってきたとき、電話で秋子にプロポーズした。
何も持たずに、教会においでと。
教会に向かう途中、秋子は車に撥ねられた。
四年後、船を下りた相良は、横浜でナイトクラブのマスターをしている。
腕っ節が強く、店に来るヤクザとも喧嘩をする。
さらに、外国船を使って、訳ありの人を国外に逃がしていた。
警察は、そのことを嗅ぎつけている。
ある日、秋子がグエンという男と二人して、店に来た。
グエンの国で革命が起き、帰国せねばならないのだが、正規のルートでは帰れない。
そこで、相良を頼ってきたのだった。
四年前、突然姿を消し、また突然、得体の知れない男と現われた秋子を、相良は受け入れられなかった。
秋子は、何度も店を訪ねてくる。
グエンと対立している佐伯は、ヤクザを使ってグエンを探していた。
そして、グエンの潜伏先が、バレてしまう。
ハンフリー・ボガード主演の「カサブランカ」 を、日本風にアレンジしたものだ。
石原裕次郎が、格好いい。