前回紹介した、「すべて彼女のため」 をハリウッドがリメイクした作品だ。
大学教授ジョン・ブレナンは、妻ララ、息子ルークと、平穏な日々を送っていた。
ある日の朝、ララがコートに着いていたシミを見つけて洗っていると、警察が来た。
そして、上司を殺した容疑で、ララを逮捕した。
それから2年経ち、ジョンは妻の無罪となる証拠集めに奮闘していたが、成果はなかった。
事件当日、ララは、上司と揉めていた。
退社後、駐車場へ向かう途中、雨の中、傘も差さずに歩いていた謎の女とぶつかる。
ララは、車に乗り込もうとした時、消化器が倒れていることに気づいて元に戻しておいた。
この消化器が、上司殺害の凶器だったのだ。
このとき、ララの指紋が消化器に付着した。
また、このときに取れたはずのボタンが、証拠となる物なのに見付からない。
弁護士も、全ての証拠がララを犯人としていると、とりつく島もない。
絶望したララは、自殺を図る。
そしてジョンは、ララを脱獄させることに決心した。
真面目な大学教授が、裏社会の者達と接して、偽造パスポートなどを手に入れる。
殴られたりもするのだが。
7回も脱獄に成功した男の所に、アドバイスを求めにもいった。
リメイクではあるが、個人的には、こちらの方が好きだ。
計画が緻密で、警察の裏をかくところが痛快である。
後半は、緊張の連続で、観終わったあと心地よい疲労が残る。