アメリカの映画である。
主人公キンバリーは、地方局のレポーターだ。
原発ドキュメンタリー制作のため、カメラマンのリチャード共に取材に向かう。
職員から撮影を禁止されるが、リチャードは、こっそり撮影を続けた。
取材後、専門家にその映像を見せる。
専門家によると、あわやメルトダウンというところだった。
もし、燃料が溶け出したら、地中深く進んでいき、中国まで突き抜けるだろうという。
その間に水蒸気爆発を起こして、放射能がまき散らされるとも。
このときは、技師ジャックの対応で、大惨事を免れていた。
局は、放送を取りやめる。
その後、キンバリーとジャックが知り合い、原発について議論する。
原発の必要性を説くジャックだが、事故以来、安全性に疑問を持っていた。
そこで、検査結果を調べてみる。
すると、費用削減のため、不正が行なわれていた。
彼は、上層部に取り合うが、相手にされない。
マスコミに公表すると言ったことで、命を狙われる。
福島原発事故の際にも、「チャイナ・シンドローム」 という言葉が出てきた。
核燃料が地球を突き抜けることなど、あり得ないのだが、信じている人もいる。
核兵器開発に繋がる技術なので、原発は、秘密のベールに包まれている。
だから、政府が隠蔽しているのではないかと、誰もが疑う。
実際に、そうなのだろう。
この作品では、公表しようとする側と隠そうとする側の戦いを描いている。