コメディタッチのサスペンス。
アメリカの映画である。
主人公ジョージは、ロサンゼルス発シカゴ行きの特急列車に乗った。
一等車だが、間仕切りがしてあって、扉を開けると美女が着替えをしていた。
慌てて、扉を閉める。
ジョージはラウンジに行き、ビタミン剤のセールスをしているというボブと知り合う。
食堂では先ほどの美女ヒリーと、知り合う。
客室に戻ったジョージとヒリーは、シャンペンを飲んで酔っぱらい、ベッドインする。
と、その時ジョージは、窓の外を人が落ちるのを見た。
気分が悪くなったジョージは、そのまま寝ることに。
翌朝、ヒリーから上司であるシュタイナー教授の著書を見せられた。
その写真は、昨日、落ちた人の顔だった。
ジョージが教授の客室に行くと、見知らぬ男がいた。
そして、その男に車外へ放り出されてしまった。
ジョージは、仕方なく線路伝いに歩き、牛の乳搾りをしている老婆に出逢った。
事情を話すと、送ってくれるという。
彼は、彼女が操縦する小型機で、列車に先回りした。
そして、列車に乗り込む。
ヒリーは、デブローという男と食事をしていた。
さらに、死んだと思っていたシュタイナー教授にも会う。
実はデブローを追っているFBI捜査官だというボブと、捜査のために屋根に上るジョージ。
そこで、デブローの手下と戦い、落下してしまう。
今度は、ヒッチハイクで先回り。
ハチャメチャな展開が、実に楽しい。
殺人事件が起きるシリアスな内容を、ずっこけコメディで、楽しい作品に仕上げている。
これは、広川太一郎の吹き替え版が、ベストだ。
ヒリーは、小原乃梨子である。
「まただもの・・・。」
主人公は、一体何度、列車から放り出されるのか。
その度に、戻ってくる。
実に楽しい。