70年前の、アメリカの映画である。
舞台は、1900年代初頭のブロードウエイ。
スターのヒューズが、ダンサーであり恋人でもあったナディーンに去られて落ち込んでいるとき、酒場で歌が上手なハンナに出逢う。
ハンナを新しいパートナーにしようと、ダンスの特訓をするが、歌が専門の彼女は上手くならない。
それでも、なんとか舞台に出るが、結果は芳しくなかった。
ヒューズは、ハンナにナディーンを模倣させようとしていた失敗に気づく。
ハンナの個性を活かした振り付けに換え、それがヒットし、スターダムにのし上がった。
この後、ヒューズとナディーンの再会があり、ヒューズに恋していたハンナが、二人がよりを戻したと勘違いし、・・・。
すったもんだが、ある。
ヒューズ役のフレッド・アステアはダンサーでもあり、ダンスが本物である。
見応えのあるダンスシーンが、ふんだんに盛り込まれている。
コメディタッチの演出も、楽しい。