細田守原作・脚本・監督のアニメである。
大学生の花が、一人の男性と出会うところから物語は始まる。
彼は、最後の「おおかみおとこ」だったのだが、花はそれを受け入れ、2人の子供を産む。
姉の名前は「雪」、弟の名前が「雨」である。
幸せな日々は長く続かず、夫が事故でなくなってしまう。
花は、2人を育てるため、田舎の古民家へ引っ越し。
子供達は、狼に変身したり人間に戻ったり、自由にのびのび暮していた。
やがて成長し、学校に通うようになると、色々と問題が起きてくる。
やがて、人間として生きていくことを決めた「雪」、狼として生きていくことに決めた「雨」。
家族の別れは、必然だった。
幼児の頃の無邪気な可愛らしい姿と、思春期を迎え自我の芽生えた姿の対照が、実にうまく描かれている。
子供と一緒に鑑賞して、親子の繋がり、兄弟姉妹の繋がりを確認できる作品である。