日本の映画である。
愛宕神社の長い階段を、後ろから背中を押して助ける少年がいた。
老侍が一人、少年の世話になる。
上にある茶店で一息ついた老人は、店の女に少年のことを聞いた。
少年の父は、剣術の道場を持っていたのだが、道場破りに殺されたのだった。
話を聞いた狂四郎は、老侍を立会人として、道場破りの男と決闘し、討ち果たした。
この老侍は朝比奈という勘定奉行だ。
財政難から倹約を強く進めていたため、仲間内からも敬遠されている。
さらに、将軍家斉の息女・高姫の予算を削ったことから、姫や側近から良く思われていない。
高姫の用人は、米問屋と手を組んで、朝比奈暗殺を目論んでいた。
それを知った狂四郎は、朝比奈を守ることにした。
斬り合いのシーンが短い。
主人公が圧倒的に強い想定だから、仕方がないか。
もう少し、ハラハラドキドキする内容だったら良かったのに。