アメリカの映画である。
それゆえに、出演者の殆どがブラジル人ではあるが、台詞は英語だ。
1958年、ワールドカップ、ブラジル対ソビエト戦、アナウンサーがブラジルを貶している。
怪我人続出のブラジルチームは、17歳の新人ナシメントを先発させなければならない。
彼は、緊張のあまり嘔吐したと。
8年前、ワールドカップ・ブラジル大会。
ブラジル対ウルグアイ戦を前に、少年ジッコは靴磨きをしていた。
磨き終えた後、下着などの布を固めたボールで、スラムの友達とボール遊びを始めた。
仕事をさぼるは、ドロドロになるはで、ジッコと弟は母に叱られた。
その日、ブラジルは負けた。
その後、地元の小さなサッカー大会で活躍したジッコ。
FCサントスのスカウトは、ジッコの父に名刺を渡した。
成長したジッコは、15歳のとき、FCサントスに入団する。
この作品は、ジッコ ( ペレ ) が、ブラジルをワールドカップ優勝に導くまでを描いている。
ボールを蹴って、ゴールに入れる。
スポーツは、楽しむものだ。
細かなルールに拘った演出は、一切ない。
だから、サッカーを知らなくても楽しめるだろう。
途中、本物のペレが登場したときは、涙が出そうになった。