二代目中村吉右衛門主演、日本の時代劇である。
火付盗賊改方長官・長谷川平蔵らは、蛇の平十とその一味を追い詰めた。
子分たちは、その場で斬り捨てられ、捕らえられた平十は火炙りの刑に処せられた。
平蔵の密偵として働いているおまさは、粂八に会って「瀬戸川の源助を見た」と話した。
源助は、大坂の大盗賊「狐火」の手下である。
おまさは、かつて狐火のところにいた。
そして、頭の息子・勇五郎といい仲だったことがある。
それで、平蔵には話さず、粂八だけに話したのだった。
その後、おまさは源助が営んでいる茶屋を訪ねて行った。
再会を喜ぶ源助は、おまさを隠し扉から地下の部屋に案内した。
程なくして、勇五郎が現れた。
先代が亡くなり、勇五郎が狐火の跡目を継いでいた。
再会した二人は、互いの気持ちが変わっていないことを確かめた。
粂八は平蔵に打ち明け、茶屋を見張っていた。
その頃、大坂から勇五郎の弟・文吉が、江戸にやってきた。
薬種問屋山田屋に強盗が押し込んで、一家全員、惨殺された。
平蔵らが現場に駆けつけると、天井に狐火の札が貼り付けてあった。
この作品は、1995年製作である。
劇中の人物紹介は無いが、テレビシリーズを観ていなくても理解でき、楽しめる。