本宮泰風主演、日本の映画である。
氷室蓮司は三上組長の盃を受け、自らが率いる龍征会共々、三上組の傘下に入った。
それから8年。
氷室は三上組の若頭に成り上がった。
そして、服役していた田村悠人の出所の日が来た。
出所した田村は、ヤクザになるのを拒否して、組長の盃を受けないで氷室の舎弟になるという。
言い出したら聞かないのを知っている氷室は、苦笑しながら、受け入れた。
三上組が所属する侠和会の初代会長が引退して、2代目会長に工藤雅信が就任した。
幹部の尾本本部長が、三上を料亭に呼び出した。
直参昇格の誘いだった。
三上は、親である上田組組長・上田秀次の立場もあり、返事を保留した。
帰り道、三上は同行していた氷室の意見を聞いた。
氷室は、話を受けるよう勧めた。
侠和会の新しい執行部が選出され、上田は若頭補佐から外された。
彼はには最高顧問という役職が与えられたが、それは影響力のない閑職であり、大いに不満だった。
三上は、直参昇格の話を、上田に言い出せないでいた。
上田が三上を呼び出し、その話を切り出した。
三上は断ると言ったが、上田は勧めた。
田村と健太が、上田組のシマにあるぼったくりバーで暴行にあった。
田村は、氷室の顔を立てて、一切抵抗しなかった。
この落とし前をつけるため、三上と氷室は500万を支払うことになった。
これは、三上が上田の元を去りやすくするために、上田が仕組んだことだった。
三上は、直参昇格の話を受けた。
前作「日本統一」に比べて、緊迫感が無い。