高橋蓮は、平成元年、北海道で生まれた。
平成13年、美瑛の花火大会て、同い年の園田葵と出会い、恋に落ちた。
それも束の間、葵の一家は夜逃げ同然で、いなくなってしまった。
葵は、母親の恋人にDVを受けていた。
葵が札幌にいることを知った蓮は、彼女を迎えに行き、逃避行に出た。
しかし、翌日には警察に見つかり、二人は引き離され、それっきり会えないまま時が過ぎた。
平成20年。
蓮は、美瑛にあるチーズ工場で働いていた。
ある日、幼馴染の直樹と弓の結婚式に呼ばれ、東京に出てきた。
披露宴の会場で、蓮と葵は再会した。
蓮はときめいたが、葵は迎えにきた男の車で去っていった。
失恋した蓮を、工場の先輩・桐野香が慰め、付き合うようになった。
いつしか蓮は、香との結婚を考えるようになった。
大学生になっていた葵は、ファンドマネージャーの水島大介と付き合っていた。
水島は順調に儲けていたが、リーマンショックの煽りを受けて事業は破綻した。
そして水島は、葵の前から姿を消した。
この作品は、出演者のファンのためのものだ。
脚本は、あまり練られていないし、わざとらしい。
事件は起きるけど、全体に平坦で退屈だ。