織田裕二主演、日本の映画である。
フランスとスペインの国境に近い、アンドラ公国。
ゲレンデをスキーで滑っている男が、柵を乗り越え、転落した。
ビクトル銀行に勤める新藤結花が、男の携帯に電話をする。
電話に出た男は、何かを指示した。
夜、スキー場のホテルの一室で、結花はパソコンに向かっていた。
パスワードが分からず、ログインできない。
ナイタースキーが終わり、他の客が帰ってくる。
結花は、部屋を荒らしたあと、パソコン一式を枕カバーに入れて、窓から放り投げた。
それは、深い雪に埋まった。
部屋には、男の死体があった。
結花は、第一発見者を装って警察に連絡した。
死体は、警視総監の息子で投資家の川島直樹だった。
サミットでフランスに来ていた外交官の黒田康作が、現場に派遣された。
彼が着いた時、インターポールの神足誠が結花を事情聴取していた。
その後、結花が何者かに命を狙われた。
黒田は彼女を、バルセロナの日本領事館に連れて行って、匿った。
彼女の荷物には、神足が発信機を仕込んでいた。
結花は、黒田が席を話した隙に、領事館から逃げ出した。
この作品は、脚本がよく練られていて、引き込まれる。