日本のアニメーション映画である。
登場人物は、全て猫のキャラクターだ。
江戸時代。
坂本龍馬が新撰組に追いかけられている途中、巨大なカラスのようなものに飲み込まれた。
そしてそれは、空を突き破って飛び立った。
現代。
小学生猫のフクは、公園で昼寝ができずに帰ってきた。
発明家のおじいさんが、タイムマシン ( 愛称 : ヤッちゃん ) を完成させた。
おじいさんが何かを取りにいている間に実験室に入ってきたフクは、ヤッちゃんに飲み込まれた。
ヤッちゃんの中は部屋になっていて、おじいさんが持ち込んだフクのクッションがあった。
フクがその上に座ると、ヤッちゃんは出発した。
そして江戸時代。
ひょんなことから龍馬がヤッちゃんに飲み込まれ、フクと共にタイムトラベルに出かけることになった。
珍しい物好きの龍馬は、大喜びではしゃいでいる。
この旅には、歴史カルタを作るというミッションが、与えられていた。
ヤッちゃんは、空に穴を開けて、卑弥呼のいるところに来た。
卑弥呼は雨乞いの祈り最中だ。
にわかに雲が出てきて、雷が発生し、ヤッちゃんを直撃した。
あわてたヤッちゃんは、空を突き抜けて次の時代へ。
そこは、聖徳太子の時代だった。
フクは、カルタ製造機を使って、見聞きしたことをカルタにした。
このようにして、江戸時代まで歴史上の事件現場に飛んでいく。
概ね、史実に合っているし、登場人物のキャラクターもよく描かれている。
ただ、短い時間に詰め込みすぎた感があって、内容が残りにくい。
ラストは、文句なし。