マーク・ウォールバーク主演、アメリカの映画である。
道に迷った夫婦が、ある一軒家の呼び鈴を押した。
これは、CIAの特殊部隊「オーバーウォッチ」エージェントの芝居であり、訪ねた家は、ロシア連邦保安庁のアジトだ。
この二人のほか、他のメンバーたちが周囲に潜んでいて、リーダーのジェームズ・シルバは、少し離れたところから狙撃銃を構えていた。
無人機による赤外線撮影で、家の中にいる人物の数と位置が特定された。
ビショップ分析官が、遠隔で指示を出している。
家の玄関が開いたところで、シルバ以外のメンバーが突入し、中にいた5人を拘束、盗まれたセシウムを捜索した。
しかし、見つからない。
無人機の映像で、もう一人潜んでいることが分かった。
それは隠し部屋にいて発砲してきた。
それをきっかけに銃撃戦になり、ビショップは射殺を許可、チームは6人全員を射殺した。
逃げ出してきた18歳の少年は、殺される前に「後悔するよ」と、言い残した。
16ヶ月後。
東南アジアのインドカー。
アメリカ大使館でシルバは、この地でのセシウム奪還作戦の報告を受けていた。
武器や絵画の贋作を押収しただけで、目当てのセシウムは無かった。
その頃ロシア諜報機関が、女性高官の指揮で、新たな作戦を開始した。
男が、セシウムのありかを記録してあるというハードディスクを持って、大使館前に現れた。
リー・ノアという元警官の男で、チームのメンバー、アリスの情報屋だった。
リーは、ディスクのパスワードと引き換えに、アメリカへの亡命を求めた。
パスワードを入れないと、8時間でディスク内の情報が消えるようになっている。
医務室に拘束されたリーを狙って、二人の暗殺者が送り込まれた。
リーは、格闘の末、二人を殺害した。
上層部はリーの亡命を認め、空港まで護送することを決めた。
大使館から空港までは、22マイル。
護送は、オーバーウオッチが担当する。
ロシア諜報部に、通信が傍受されていた。
この作品は、銃撃戦の多い後半が、それなりに楽しめる。
ただ、シルバの事情聴取シーンが、何度も挟まっていて、興醒めだ。