ジョディ・フォスター主演、アメリカの映画である。
1862年。
インドで生まれ育った英国人アンナ・レオノーウェンズは、戦争で夫を亡くし、10歳の息子ルイをつれて、シャム王国に来た。
モンクット王の要請で、彼の子供達の家庭教師てして雇われたのだった。
宮廷に着いたアンナは、自国の英国とシャムを比べて、シャムを蔑み、国王に対しても尊大な態度をとった。
国王には、58人の子供がいる。
アンナの息子ルイも、その中に混じって授業を受けた。
最初の授業で、第一王子のチュラロンコーンが、父親のいないルイをからかったために喧嘩になった。
アンナは、二人に罰として居残りをさせ、反省させた。
チュラロンコーンは、反省なんかしなくても日が暮れれば帰れると思っていたが、そうはいかなかった。
彼女の罰に対して、国王も賛同したからだ。
チュラロンコーンは、反省した。
アンナの教養は多岐に渡り、周囲の人たちは、彼女に好感を抱く様になった。
また、はっきりとものを言い、裏表のない性格のアンナを、国王も好ましく思う様になった。
アンナの方も、最初は見下していたが、誠実な国王に惹かれていった。
新しく側室として献上されたタプティムは、子供たちと一緒に授業を受け始め、アンナと仲良くなった。
その頃、ビルマのギャングが、シャムの村を度々、襲っていた。
この作品は、実話に基づいている。
モンクット王は、チョウ・ユンファが演じている。
彼は誠実な役が、ビッタリはまっている。