高畑勲監督、日本のアニメーション映画である。
カナダ、プリンスエドワード島。
カスバート家では、男の子を養子に貰うことにした。
兄のマシュウ・カスバートは、独身で農業を生業としているが、60歳になり、手伝ってくれる人が必要になってきた。
妹のマリラも、独身だ。
マシュウが駅まで迎えに行くと、孤児院からやってきた子は、アンと言う名の女の子だった。
仕方なくマシュウは、アンを馬車に乗せて家に連れてきた。
途中、空想好きのアンは、途切れることなく話し続ける。
小心者でおとなしいマシュウには、それが心地よかった。
連れて帰った子が女の子だったので、マリラは驚き、彼女を孤児院に戻そうと思った。
一晩泊めてやり、翌朝、マリラはアンを連れて、仲介したスペンサー夫人を訪ねた。
スペンサー夫人が、男の子と女の子を取り違えたのだった。
そこへやってきたのが、意地の悪いブルエット夫人だ。
彼女は、召使になるような女の子を探していた。
それで、アンを引き取ると言う。
マリラは、それがあまりにもひどい話だったので、結局、アンを連れて帰った。
アンは、グリーンゲーブルズのカスバート家で暮らすことになった。
世界的に有名な物語で、内容は誰もが知っている。
だから、アンの描き方が勝負になる。
絵は、美しい。