captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

北の国から '87 初恋

日本の映画である。

 

黒板五郎、純、蛍が富良野に引っ越してから、5年。

 

純は中学3年生、蛍は中学1年生になった。

 

近頃、純は機械を見ると、分解したくて仕方がない。

 

その日は、学校の時計を分解して元に戻せず、電気屋のシンジュクさんに叱られた。

 

その頃、五郎は純の先生に会い、悩みを相談していた。

 

父は、純に避けられていると思っている。

 

純は、学校からの帰り道、草むらに捨てられている、鍋をくっつけた変な物を見つけた。

 

触っていると、同い年くらいの女の子が話しかけてきた。

 

少女は、大里れいと名乗り、その変な物は、彼女の父が作りかけた風力発電機だと言う。

 

恥ずかしくて何も言えない純は、駆けだしてしまった。

 

純の初恋だ。

 

風力発電には、プロペラよりも鍋を使った方が、風を受ける効率がいい。

 

純は設計図を書いて、シンジュクさんに見てもらった。

 

帰りのバスの中から、自転車のチェーンが外れて困っているれいを見つけ、バスを降りて声をかけた。

 

純はチェーンを直してやり、二人で歩いていると、急に雨が降ってきた。

 

二人は、れいの父親が所有している納屋に避難した。

 

れいはストーブを点けると、純に服を脱いでと言う。

 

れいも下着になって、二人で服を乾かした。

 

進路の話になり、れいは東京へ行きたいと話した。

 

それで純も、東京へ行き定時制高校に通うことを考え始めた。

 

進路について純は、このところ叱ってくれない父に遠慮して、なかなか、話すことができなかった。

 

 

父は息子を大切に思い、息子は父を敬愛している。

 

心に沁みる作品だ。