日本の映画である。
6600万年前。
ティラノサウルスは、群で狩りをしていた。
子供のティラノサウルスが、森の中からトリケラトプスを平原に追い立てる。
平原には大人のティラノサウルスが、待ち構えている。
トリケラトプスは、抵抗するものの、仕留められてしまった。
現在のモンゴル辺りでは、怪我をしたデイノケイルスが、肉食のタルボサウルスに追われていた。
デイノケイルスは崖から転落し、タルボサウルスは狩りを諦めた。
デイノケイルスは、雑食性が確認されている。
北極圏では、トリケラトプスに似たパリキノサウルスが群で移動している。
北極圏にいる恐竜で最も頭が良いのが、トロオドンだ。
トロオドンは、虫を餌にして魚を捕まえる。
そして北極圏にも、ティラノサウルスに似た肉宿恐竜ナヌークサウルスがいる。
海の王者は、モササウルスだ。
モササウルスは、海竜であり恐竜ではない。
もともと、トカゲの仲間が海に進出したものである。
凶暴なモササウルスは、ティラノサウルスでさえ餌にしてしまう。
最新の研究結果を取り入れた恐竜のスタイルは、昔とは随分違ったものになっている。
まさに、「鳥の先祖」 といった感じだ。
マイナス20℃にもなる北極圏に、変温動物とされる恐竜が生息していたのには驚いた。
恐竜は、恒温動物だったのか。
鳥の先祖とするなら、そうであっても不思議ではない。
恐竜は、「トカゲでなく鳥」 だと、強くイメージさせる映像だ。
CGの技術は、素晴らしい。
ラストにメイキングビデオが流れるが、これも興味深い。