イギリスBBC制作のドキュメンタリー映画である。
冬の北極圏は、何ヶ月も太陽が昇らない暗闇の世界だ。
3月になって太陽が上り始めると、メスのホッキョクグマが、2頭の子熊を連れて顔を出した。
母熊は、冬の間に母乳を与え続けていたため、すっかり痩せてしまっている。
餌を狩りたいのだが、子熊を連れての狩りは難しかった。
オスは子育てをしない。
北極圏から南下すると、ツンドラが広がっている。
渡鳥の繁殖地であり、トナカイも餌を求めてやってくる。
トナカイは、年間に3000キロも移動するのだ。
さらに、トナカイを狩る狼の群れがいる。
ツンドラ地帯の南には、針葉樹林が広がっている。
針葉樹は食用に適さないため、動物の姿は見えない。
その南には、広葉樹林があり、様々な動物が暮らしている。
映像がとても迫力があり、美しく、見事としか言いようがない。
ただ、ホッキョクグマは泳ぎに適した体型に進化していて、400キロくらいは平気で泳ぐ。
科学的ではない見せ方もしている。