レイとポリーのカトラー夫妻は、新婚旅行でナイアガラの滝を訪れた。
宿泊先に行くと、先客のルーミス夫妻が体調を理由に、まだ留まっていた。
カトラー夫妻は、しかたなく別のロッジに泊まることにした。
ルーミス夫妻は、2年前にここに来ていて、今回は2回目だ。
妻ローズ・ルーミスが腰を振って歩く後ろ姿に、レイは見とれていた。
ポリーが、それをたしなめる。
その後ポリーは、ローズが男とキスをしているのを目撃した。
夜、外でパーティーが開かれた。
露出の多い服装のローズが、お気に入りのレコードをかけてもらう。
ところが夫のジョージが、レコードを叩き割ってしまった。
彼は、妻が他の男との思い出を大切にするのが、我慢ならなかったのだ。
怪我をしたジョージを、ポリーが手当てする。
ジョージは、ローズのことで愚痴をこぼすが、彼女を愛している。
しかし、ローズと結婚して以来、全てのことが上手くいかなくなってしまっていた。
話している内にジョージは荒れてきて、カトラー夫妻の手に負えなくなった。
ローズは、愛人に連絡を取った。
ナイアガラの滝観光の最中に、自殺に見せかけてジョージを殺す計画だ。
翌朝、愛人とジョージは、同じエレベーターに乗って、観光用のトンネルに向かった。
マリリン・モンローはローズ役だが、物語の主人公はジョージだ。
ジョージに感情移入すると、とても、やりきれない気分になる。