captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

伊豆の踊子 ( 1974 )

山口百恵三浦友和主演、日本の映画である。

 

川端康成の小説を映画化したものだ。

 

大正時代。

 

一高 ( 現在の東京大学 ) に通う川島は、思い立って一人旅に出た。

 

途中の宿で、旅芸人の一行と出会う。

 

その中に、可愛らしい少女がいた。

 

翌日、雨の中、川島が峠の茶屋に駆け込むと、昨日の旅芸人一行が休憩していた。

 

川島は、少女から席を譲られる。

 

すると、店を切り盛りしている婆さんが、川島を奥へ案内した。

 

婆さんは旅芸人を見下しており、また、書生を尊敬していた。

 

雨が上がると、旅芸人一行は、既に出発していた。

 

川島は、走って追いかけ、下り坂で追いついた。

 

少女と目が合った川島は、照れくさくて、そのまま追い抜いていこうとする。

 

座長の栄吉が、川島に話しかけてきた。

 

話が弾み、川島は、下田まで同行することにした。

 

少女・かおるは喜んだ。

 

湯ヶ野に着いた。

 

川島は同じ宿に泊まりたかったのだが、栄吉が彼を上等の宿に案内した。

 

川島とかおるの、淡い恋物語である。

 

当時の時代背景である女性蔑視の風潮や、職業差別も描かれている。

 

美しい映像とのギャップも、いい。

 

ただ、ラストが衝撃的で、モヤモヤが残る。