日本のアニメ映画である。
静岡県清水市 ( 当時 ) 、同級生・花輪君の家に世界中から6人の子供がホームステイに来た。
みんな、小学五年生だ。
彼らに日本らしさを味わってもらうよう、花輪君がみんなに相談した。
まる子達数人が花輪君の家に集まり、ホームステイの子供達とパーティー。
それぞれ、気に入った子の家に滞在することになった。
まる子を気に入ったのは、イタリア人少年アンドレアだ。
まる子は、乗り気がなかったが。
最初の晩ご飯の時、すっかり打ち解ける。
アンドレアは日本語が上手かった。
彼の祖父が、若い頃、カメラマンとして日本に来ていた。
アンドレアは、祖父から日本語を習ったのだ。
祖父の名前は、マルコ。
そして日曜日。
まる子達は、花輪君の招待で京都・大阪に旅行する。
アンドレアは、祖父の知り合いが道頓堀の「のんきやのん兵衛」という店にいるから、会いに行きたいという。
しかし、既に店をたたんでいて、知り合い夫婦は東京へ引っ越していた。
上野でスパゲティ屋をやっていることは分かったが、住所も店名も分からず。
楽しい日々は、あっという間に過ぎ去り、6人が帰国する。
成田空港に来たついでに、まる子とおじいちゃんはアンドレアを連れて、上野へ向かう。
出発までに、何とか店を見つけたかった。
テレビアニメと同じように、全体にほのぼのとした空気が充ちている。
ラストシーンは、ほろりと来た。
予想した通りの展開だったが、予想ではなく期待だったのだ。
邦画はつまらないのに、アニメは素晴らしい作品が多い。
これも、その一つだ。