アーノルド・シュワルツェネッガー主演の、コメディ映画である。
六人の優秀な男性の精液を混合し、優秀な女性に人工授精するという実験で生まれたのが、双子の兄弟ヴィンセントとジュリアスだ。
弟ジュリアスは、期待通り優秀な人間として生まれてきて、孤島で実験対象となっていた。
様々な知識を与えられ、超優秀な人間に育った。
兄のヴィンセントは、孤児院で成長した。
ちび、でぶ、禿げ、車を盗んで売りさばくダメ人間である。
この二人が再会し、母親を捜す旅に出る物語だ。
恋愛があったり、殺されかけたり、ハチャメチャな展開が楽しい。
シュワルツェネッガーは、ターミネーターやコマンドーでのイメージを払拭させたかったのだろう。
いかつい身体で、くそまじめな人間をユーモラスに演じている。
正月休みには、こういった気楽な映画がいい。