スカーレット・ヨハンソン主演、アメリカの映画である。
長らく疎遠だった母の訃報を受け取った娘・パーシーが、久しぶりに実家に帰ってきた。
そこには、見知らぬ男2人が住みついていた。
2人とも、母と交遊のあった人で、1人は老いた大学教授ボビー、もう一人は若い作家の卵だった。
男2人が、遺言で住む権利が保障されていると言ったので、パーシーは、我慢しつつ共同生活を送る。
無教養のパーシーにとって、大学教授や作家の卵の言う言葉が、いちいちしゃくに障る。
それでも、1年暮らす内に、3人の間に絆ができた。
ここに、パーシーの元恋人が現れて、話がややこしくなる。
「男2人が嘘を吐いていて、ここに住む権利は、パーシーにしかない」と、元恋人がばらしたのだ。
頭にきたパーシーは、男2人を追い出して、家を売りに出してしまう。
この後、母が遺した手紙を見て、感動的なラストに向かうのだ。
スカーレット・ヨハンソンは、当時二十歳。
無教養で、はち切れた女性を上手く演じている。
大学教授は、髪を白髪にしたジョン・トラボルタだ。
「名言」が随所に出てくる。
その知識の有る無しで、味わいが変わる作品である。