captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

チャイナ・シンドローム

ジェーン・フォンダマイケル・ダグラス主演の映画である。

 

アメリカの原子力発電所が、小さな事故を起こす。

 

たまたま、記者とカメラマンが取材に来ていた。

 

彼らは何が起こったか理解できなかったが、映像を専門家に見せて「重大な事故」になりかねない状況だったことを知る。

 

二人は原発の管理者に連絡し、管理者は経営陣に報告する。

 

しかし、経営側は、事故を隠蔽し運転を続けた。

 

そして、次の事故が起きる。

 

この映画は、正義の管理者と記者VS欲にまみれた経営者を描いたものだ。

 

暗殺さえ辞さない経営陣は、大企業では当たり前なのかも知れない。

 

原発事故が起き、核燃料が溶け落ち、地球の裏側・中国まで貫通して放射能をまき散らすということで「チャイナ・シンドローム」と題がつけられた。

 

実際には、溶け出した燃料はじきに固まるし、アメリカの裏側は中国ではない。

 

それはともかくとして、「チャイナ・シンドローム」という言葉自体、話題になった。

墨攻

日中韓の合作である。

 

酒見賢一歴史小説、及びそれを原作とした森秀樹の漫画を原作として作られた。

 

アニメでなく実写にして成功した作品である。

 

時は、西暦紀元前370年。

 

趙と燕に挟まれた小国の梁が、舞台である。

 

墨子の教えを受け継ぐ主人公が、弱小の梁におもむき、何倍もの大軍で攻めてくる趙との戦いを指揮する。

 

広い大陸で、スケールの大きい戦いが繰り広げられ、一見の価値がある。

 

エキストラの数が、半端ではない。

 

そして、教訓の得られる作品である。

コルドラへの道

ゲイリー・クーパー主演の映画である。

 

1910年、メキシコのパンチョ・ビラ将軍が動乱を起こした。

 

動乱がテキサスやニュー・メキシコに広がる中、主人公はアメリカ陸軍の少佐として、鎮圧に参加した。

 

この戦いの最中、銃弾を避けるために身を隠しことが罪に問われ、卑怯者として後方に左遷される。

 

その後の戦闘で活躍した五人に名誉賞を与えることになり、少佐は、五人を後方のコルドラ基地へと移送することになった。

 

その時に、捕らえた敵の女性も護送する。

 

そもそも五人は、たまたま貢献しただけで、名誉賞を貰うことは、彼らにとって不都合だった。

 

隙あらば、少佐を殺して逃げたいとさえ思っていたし、捕虜の女性をものにしたいと考えてもいた。

 

生真面目な少佐は、何も気づかず、旅を続ける。

 

道中、様々な苦難が襲いかかる。

 

それぞれの思惑、心の変化を描いた、緊張感のある作品だ。

クリエイター

アメリカの映画である。

 

ノーベル賞を受賞した科学者が、亡き妻の細胞を培養してクローンを造ろうとした。

 

と書くと、「フランケンシュタイン」みたいなマッドサイエンティストの話みたいに聞こえる。

 

この話は、もっと明るい、ちょっとエッチなラブ・ロマンスだ。

 

科学者と、クローン作成のために卵子を提供した女学生との恋。

 

助手の大学院生と、学生との恋。

 

この科学者を蹴落とそうと躍起になっているライバル学者。

 

マッドなイメージは、全く無い作品である。

 

ゆえに、ハッピー・エンドで幕を閉じる。

 

普通の映画だ。

 

この作品で卵子を提供した女学生役に、ヘミングウェイの孫娘、マリエル・ヘミングウェイが出ている。

ネイビーシールズ

アメリカの映画である。

 

アメリカ海軍特殊部隊「シールズ」の活躍を描いたものだ。

 

潜入捜査中のCIA工作員が、身元がばれて拉致された。

 

シールズに救出命令が出される。

 

敵地に落下傘で降下し救出に成功するが、工作員が得た情報からテロの危機が明るみに出る。

 

イスラム過激派が、アメリカ国内での自爆テロを計画していたのだ。

 

すでに、テロリスト達はアメリカに入国しようとしていた。

 

金属探知機に引っかからない、樹脂製の小型爆弾をベストに縫い込んで。

 

シールズのメンバーは、休む間もなくテロリスト掃討作戦に出向く。

 

この映画は、アメリカ人が求めるものを体現している。

 

一つは、ヒーロー願望。

 

もう一つは、父と子の絆。

 

現在のアメリカでは、離婚するのが当たり前。

 

父親と子供の関係が、希薄になっている。

 

最近のアメリカ映画では、必ずといって良いほど父と子の結びつきが出てくる。

 

この作品では、シールズのリーダーを通して、この二つを表現している。

ボルケーノ

トミー・リー・ジョーンズ主演のパニック映画である。

 

ボルケーノは、火山のこと。

 

この映画は、噴火の恐怖ではなく、流出した溶岩流が町を襲う恐怖を描いている。

 

ところは、ロサンゼルス。

 

主人公マイクは、緊急事態管理局の職員だ。

 

地震が起き、地下の工事で作業員が高熱に晒されて死ぬ。

 

翌日、大地震が起き、マイクは職場に出掛けるが、途中で惨事が始まる。

 

池が爆発し、溶岩があふれ出たのだ。

 

溶岩流が、町を焼き尽くしていく。

 

マイクは、当局に指示を出し、バリケードを造って溶岩をせき止め、ヘリコプターによる注水で固める作戦に出た。

 

それは、成功したが、地下鉄内に流入した溶岩は、冷えることなく流れ続ける。

 

この作品は、「ダンテスピーク」とは別の、ハラハラドキドキが味わえる。

 

人間は、本能的に火を恐れるからだろう。

 

のめり込むことが出来る作品だ。

ワンピース エピソード・オブ・東の海

大ヒットしているマンガ「ワンピース」の、アニメ版。

 

主人公ルフィが、海賊になるきっかけから、初期の仲間4人との出会いを描いている。

 

このアニメが、なぜこんなに人気があるのか。

 

売れる作品の方程式に、ピタリと当てはまっているからである。

 

友情、努力、勝利

 

主人公ルフィだけでなく、仲間達それぞれに、「友情、努力、勝利」があるから、観ているものは引き込まれる。

 

続きを観たくなる。

 

ネットやDVDで、全作品を見てみたくなる。

 

そういう作品だ。