レオナルド・ディカプリオ主演、アメリカの映画である。
1846年、ニューヨークのファイブ・ポインツでは、町の支配をめぐってアイルランド系移民と、アメリカ生まれの者達が争っていた。
アイルランド系移民は、ヴァロン神父をリーダーとする組織「デット・ラビット」。
アメリカ生まれの者達は、ビル ( 通称ブッチャー ) をリーダーとする「ネイティブ・アメリカンズ」 を組織していた。
2つの組織による戦いのシーンから、物語は始まる。
斧やナイフなどを使っての殺し合いだ。
そしてビルがヴァロン神父を刺し殺して、ネイティブ・アメリカンズの勝利に終わった。
ヴァロン神父の一人息子アムステルダムは、孤児院に入れられた。
16年後、孤児院を出たアムステルダムは、ファィブ・ポインツに帰ってきた。
町はビルが支配していて、かつて父の盟友だった者達は、ビルの手下になっていた。
アムステルダムは、子供の頃の彼を知るジョニーという青年と出会い、うまい具合にネイティブ・アメリカンズの一員になった。
ビルは毎年、ヴァロン神父を殺した日を祝っていた。
アムステルダムは、今年のその日に復讐することを誓う。
この作品で、冒頭の戦いは凄まじい殺戮シーンだ。
とても残虐な映像が続き、観たらトラウマになる人がいるかも知れない。
登場人物は、皆、一面しか描かれていないので、薄っぺらな印象しか残らない。
大作の割に感動が乏しいのは、そのためだ。