イギリスの映画である。
第二次大戦中、ドイツ軍による英首相チャーチル誘拐作戦を描いたものだ。
チャーチルが、イギリスの片田舎を訪れるとの情報に基づき、ドイツは落下傘部隊を潜入させる。
イギリス軍服を着て、軍事演習を装い、その村で待ち伏せしていた。
ある日、訓練中に村の男の子が水路に落ちた。
それを助けたドイツ兵が水車に巻き込まれたことで、彼らの正体がばれてしまう。
作戦に狂いが生じたのだ。
この映画では、ドイツ兵は冷徹ではない。
暖かく人間味があり、その上で任務を遂行している。
次第に追い込まれていくが、観ている側は、ドイツ兵に思い入れしてしまうのだから、つらい。
ただ、この作品は、小説の方が面白かった。