イランの映画である。
強風が吹く砂漠の村。
11歳の少年イリアは、村人たちと一緒に日干しレンガを作って暮らしている。
ある日、村に季節労働者の一団がやってきた。
その中に、リムアという名の女の子がいた。
同い年くらいということもあり、二人は仲良くなった。
リムアも、レンガ作りを手伝った。
彼女は、自分のレンガに手形をつけて、イリアの家に置いて行った。
それは、イリアにとって大切なものになった。
雨季になれば、リムアたちは別の土地に移っていく。
イリアを心配した母は、リムアのレンガを井戸に投げ捨てた。
この作品は、ドキュメンタリーのような感じで撮影されている。
それで、セリフのようなものはほとんどない。
砂漠での厳しい生活を見ていると、日本に生まれてよかったと思えるだろう。
今ある不満など、ちっぽけなものだ。
そう感じられるだけでも、観る価値はある。