石原裕次郎主演、日本の映画である。
江戸時代、鹿島の住民は、度重なる洪水に悩まされていた。
郷士の中舘広之助は、北浦の水を海に流す水路を作れば良いと考え、住民たちに作業させた。
罪人まで使ってようやく完成させたものの、水が逆流して大きな被害が出た。
失敗を苦にした中舘は自害した。
現代。
茨城県知事の岩下三雄は、鹿島の開発を考えた。
そして国に陳情したが、受け入れてもらえなかった。
職員の植松一也は、鹿島の開発に燃えていた。
ようやく、国家予算が降りた。
鹿島町長の権藤義一郎も開発に乗り気で、説明会で反対する住民を怒鳴りつけた。
知事は、すぐに用地買収には動かなかった。
住民の8割の賛同を得てからというのが、彼の考えだ。
職員が個別訪問して説得を試みるも、ほとんどの住民が反対しており、門前払いされてばかりだった。
この作品は、史実に基づいている。
全体に盛り上がりがなく、退屈な時間が過ぎていく。