三船敏郎主演、日本の映画である。
戦国時代。
山名家と秋月家の戦いで一旗上げようと、百姓の太平と又七は、村を出て参戦した。
戦いは山名家の勝利に終わり、秋月家の城は落ちた。
太平と又七は、何も得ることがなく、トボトボと荒野を彷徨っていた。
二人は、落武者が殺されるのを見て言い合いになり、喧嘩別れしてしまった。
その後、二人とも別々に山名家に捕らえられ、秋月城の埋蔵金掘りをさせられた。
ある日、埋蔵金掘りをさせられていた大勢が、反乱を起こした。
二人は、それに乗じて逃げ出した。
食事のための薪を燃やしているとき、太平は薪の中に金の延べ棒を見つけた。
それには、秋月の紋章があった。
二人は、他にもないか探し始めた。
ふと見上げると、屈強な男が二人を見ていた。
男は、秋月家の侍大将、真壁六郎太である。
真壁は、世継ぎの雪姫と僅かの重臣とともに、隠し砦で脱出の機会を窺っていた。
泉には、薪に仕込んだ軍資金二百貫を沈めてあった。
この作品は、三船敏郎が主人公だが、太平と又七が面白い。
この二人には、ヤキモキさせられる。