アンジェラ・バセット主演、アメリカの映画である。
1939年、アンナ・メイ・ブロックは、テネシー州ナットブッシュで生まれた。
幼いアンナは、歌うのが大好きだった。
教会では、ノリノリで歌うものだから、外に放り出された。
ある日、アンナの母が姉のアリーンだけを連れて家を出た。
母に捨てられたアンナは、祖母と二人で暮らした。
やがて祖母が亡くなり、高校生になったアンナはセントルイスにやってきた。
母と姉のもとで暮らすのだ。
アンナはアリーンに、ナイトクラブに連れて行ってもらった。
そこでは、アイク・ターナーが率いるバンドが大人気だった。
アイクは、ファンの女性客にマイクを回して、歌わせていた。
アンナは、バンドの歌を覚えて、家で歌った。
母と姉は、その上手さに驚いた。
おしゃれして出かけたアンナは、回ってきたマイクを受け取って歌った。
アイクは、アンナの才能を認め、バンドのボーカルにスカウトした。
彼は彼女に、ティナという芸名を与えた。
この作品は、ロックの女王ティナ・ターナーの伝記的映画である。
歌のシーンが豊富にあって、そこは楽しめる。
華々しいステージの裏にある過酷な人生は、観ていて辛い。