アメリカの映画である。
爆発物処理班 ( ブラボー中隊 ) は、市街地に仕掛けられた即席爆発装置 ( IED ) の除去をしていた。
ある日の任務は、C4爆薬でIEDを破壊するというもので、遠隔ロボットで行うはずだった。
ところがロボットが故障したため、班長のマット・トンプソン二等軍曹が、防護服を着て、手作業で行うことになった。
作業中、不審な動きをする者がいないか、仲間は周囲を警戒した。
トンプソンが爆薬を仕掛けて戻ろうとした時、男が携帯電話を取り出した。
静止する間もなく爆発が起き、トンプソンは犠牲になった。
トンプソンの後任に、ウイリアム・ジェームズ一等軍曹が赴任してきた。
彼は、爆発物処理の経験が豊富なベテランである。
ブラボー中隊は、班長のジェームズが防護服を着て作業をし、J.T.サンボーン三等軍曹とオーウェン・エルドリッジ特技兵が、彼を援護する。
任務終了まで39日。
ブラボー中隊が、依頼のあった場所に行くと、そこには誰もいず、軍のトラックが停まっているだけだった。
アメリカの旗が見えた。
彼らが近づくと、8人の米兵だった。
トラックの近くにIEDが仕掛けられているという。
ジェームズが防護服を着込み、トラックに近づいた。
サンボーンたちが警戒する中、突然ジェームズは、発煙筒に火をつけた。
スモークが立ち込め、周囲が見えない。
それをチャンスと見たタクシーが突っ込んでいった。
自爆テロだ。
ジェームズは冷静に銃を構え、タクシーの運転手を捕まえた。
IEDは、ゴミ箱の中にあった。
それは、簡単に処理できた。
しかしそこから線が延びていて、7個の爆弾に繋がっていた。
ジェームズは、淡々と処理を続けた。
トンプソンの爆死を目の当たりにしていたエルドリッジは、神経をすり減らせていた。
任務終了まで、あと38日。
この作品は、いつ爆発するかもしれないハラハラ・ドキドキ感が、いい。